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デザインは、社長の仕事です。

カー&プロダクトデザイナー/SWdesign代表 和田 智さん(4)

2014年9月26日(金)

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和田 智(わだ・さとし)
カー&プロダクトデザイナー、SWdesign代表取締役
1961年東京生まれ。武蔵野美術大学卒。84年日産自動車入社。シニアデザイナーとして、初代セフィーロ(88年)、初代プレセア (89年)、セフィーロワゴン(96年)などの量販車のデザインを担当。89~91年、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート留学。日産勤務時代最後の作品として電気自動車ハイパーミニをデザイン。98年、アウディAG/アウディ・デザインへ移籍。シニアデザイナー兼クリエーティブマネジャーとして、A6、Q7、A5、A1、A7などの主力車種を担当。アウディのシンボルとも言えるシングルフレームグリルをデザインし、その後「世界でもっとも美しいクーペ」と評されるA5を担当、アウディブランド世界躍進に大きな貢献を果たす。2009年アウディから独立し、自身のデザインスタジオ「SWdesign 」を設立。独立後はカーデザインを中心に、ドイツでの経験を生かし「新しい時代のミニマルなものや暮らし」を提案している。2012年ISSEY MIYAKE WATCH 「W」を発表。
SWdesign TOKYO | HomepageSWdesign TOKYO | Twitter
人物写真:大槻純一、以下同

社長から直接依頼があった仕事はうまくいく

川島:和田さんがアウディから独立したのが2009年。以来、フリーのデザイナーとしてクルマから時計まで、さまざまなジャンルのデザインを手がけています。外部デザイナーとして企業と組んだ時、うまくいく会社、うまくいかない会社の差ってなんですか?

和田:すごくはっきりしています。社長からダイレクトに依頼があった仕事は、基本的にうまくいきます。

川島:へえ、そうなんですか? たとえばの事例を、何か教えていただけますか?

和田:イッセイミヤケから腕時計の依頼が来た時がそうでした。社長である北村みどりさんが、直接、僕に話を持ってきてくれたのです。

ISSEY MIYAKE W SILAY003 (写真提供:セイコーネクステージ)

川島:イッセイミヤケブランドで、腕時計をデザインしてほしいと?

和田:そうです。そこで僕が考えたのは、今までのイッセイミヤケのファンとは異なるお客さんを連れてくるデザインをやる、ということでした。

川島:イッセイミヤケというブランドは歴史があります。昔からのファンがたくさんいて、既存イメージもありますよね。アパレルで言えば、「プリーツプリーズ」のような大ヒットもあります。そんな「イッセイミヤケ」ブランドに興味を抱いていなかったお客様をターゲットにする。そのための腕時計ということですね、

和田:イッセイミヤケというブランドは、日本のデザイナーズブランドのトップランナーです。世界に認められた最初のブランドのひとつです。当然、お客様もブランドイメージと歴史とを愛していらっしゃる方たちですよね。

川島:つまりブランドのポジションが明確。

和田:ええ。ですから当初、私が北村社長にお話ししたことは、いままでのイッセイミヤケのお客様とは異なる方々に、イッセイミヤケの素晴らしさを伝えるようなデザインを腕時計で、というものでした。

川島:そこで、外部のデザイナーである和田さんに白羽の矢が立ったんですね。となると、イッセイミヤケの既存イメージを壊すべく、和田流のデザインを時計に盛り込もうと……。

コメント3件コメント/レビュー

「デザイン」と「design」の違いを意識させられた。筆者の論が「デザイナー」としての視点・立場で論じようとしているのがわかった。「designer」としてではないということだろう。「designer」は私の『デザイン』した「言葉」だからで説明を要するがここではしない。(傲慢さは承知。当然、筆者の論拠からは罵倒していただけよう。)ただ、筆者が「デザイン」を「思考の時代」へと視点を進めようとしていることに期待したい。そして次回の「美しい普通」の「美しい」をどうとらえ、どこでとらえ、それを「普通」にいかに繋げようとしているのか。大変興味を持った。ソニーの一株主としてのフラストレーションと不安・寂しさを晴らしてくれるようなお話をお願いしたい。(2014/09/27)

「「ダサい社長」が日本をつぶす!」のバックナンバー

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「デザインは、社長の仕事です。」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所所長

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「デザイン」と「design」の違いを意識させられた。筆者の論が「デザイナー」としての視点・立場で論じようとしているのがわかった。「designer」としてではないということだろう。「designer」は私の『デザイン』した「言葉」だからで説明を要するがここではしない。(傲慢さは承知。当然、筆者の論拠からは罵倒していただけよう。)ただ、筆者が「デザイン」を「思考の時代」へと視点を進めようとしていることに期待したい。そして次回の「美しい普通」の「美しい」をどうとらえ、どこでとらえ、それを「普通」にいかに繋げようとしているのか。大変興味を持った。ソニーの一株主としてのフラストレーションと不安・寂しさを晴らしてくれるようなお話をお願いしたい。(2014/09/27)

「美しい普通」いい言葉ですね。ファッションと同じで、若い頃にジタバタして自分にしっくりくる物を見つけると、一つ一つは普通なのにトータルで綺麗に着こなすことが出来ます。この記事楽しく追っています。(2014/09/27)

いつも拝読させていただいております。デザイナーというより和田さんは人としての在り様や生き様を世に問うているのだと思います。工業製品も大量消費からいいものを長く使うという方向に向いてると思います。その意味でもデザイナーとしてしてだけではなく、商品のデザインの本質や物としての商品の在り様までの考察と知見があり人としてもすばらしい方だと思います。日本の企業も目先のことだけでなく商品もサービスも、本来の目的である社会に役立つことが第一義にならないといけないと思います。いつもすばらしいお話で心が洗われるれる思いです。ありがとうございます。(2014/09/26)

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井上 礼之 ダイキン工業会長