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大企業が女にも金を払ってくれる時代が来た!けれど…

私がそもそも社長になった理由

2014年9月16日(火)

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 「プロフェッショナルファームの女性社長って珍しいですねぇ」 

 「そう言えば、そうですね」

 この10年、何度、この会話を繰り返したことか。

 気がつくと、社会に出てから、そろそろ30年。この間、女性をめぐる働く環境は大きく変わりました。最近では、安倍政権が、女性活用を日本の成長戦略の中核と捉えているとのことで、「女性管理職の数値目標」を示すなど、企業でもいろんな施策に取り組んでいるようです。隔世の感があります。

 私が就職したのは1986年(昭和61年)。男女雇用機会均等法の年。ということは、私たちが就職活動をしたのは、その前年なので、総合職については、各社とも「試験的採用」という位置づけで、数校から1~2人の採用枠という狭き門でした。それも余裕のある大手の金融機関やメーカーだけ。

「男のように考え犬のごとく働け」

 一橋大学の先輩方からは「女子の就職は、相当大変よ。大先輩の石原一子さん(元高島屋常務取締役)が書かれた“男のように考えレディのようにふるまい犬のごとく働け”という本を読んでから就職活動をしたらいい」という貴重なアドバイスをもらい、「働くって、そんなに大変なことなのかぁ・・・」と、まだ学生気分が抜けないまま就職活動に突入しました。

 結果として、幸運なことに、コンサルティング会社に拾ってもらうことができたわけですが、そんな学生の“ルンルン気分”(古!)は、入社直後にすぐに吹っ飛びました。

 新人研修が終わり、いよいよ現場へ。最初に配属されたプロジェクトでのことです。

 そのプロジェクトのクライアントは、歴史の長い典型的な日本企業。コンプライアンスが厳しくなっている今では考えられないことですが、その頃は、コンサルティング作業を開始した後に、そのプロジェクトの作業の詳細や報酬額を詰めるようなことがありました。

 最初に配属されたそのプロジェクトにおいても、私たち約10人は、押しかけ女房的に、クライアントの会議室に出向き、常駐して作業をしていました。ある日、私たちが作業をしている同じ会議室で、上司がクライアントとコンサルティング契約の交渉を始めました。

「ウチには女の子に払うお金はないんですよ」

 佳境に入って、契約額の話になったとき、クライアント側の責任者が「ウチには女の子に払うお金はないんですよ」とおっしゃったのです。その言葉は傍にいた私たちの耳には当然に入ってきます。私だけでなく、プロジェクトメンバー全員に聞こえています。

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「大企業が女にも金を払ってくれる時代が来た!けれど…」の著者

岡 俊子

岡 俊子(おか・としこ)

マーバルパートナーズ社長

一橋大学卒、米ペンシルベニア大学経営大学院MBA(経営学修士)。2005年4月より、アビームM&Aコンサルティング株式会社(現:株式会社マーバルパートナーズ)代表取締役社長に就任し、現在に至る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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