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韓国から静かに離れる米国

「米韓連合師団」を読者と考える

2014年9月18日(木)

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 米軍が静かに韓国を離れる。そこに生じた米韓間の亀裂に中国が手を突っ込む。韓国人はそれでも米国を頼りとするのか、あるいは中国を新たな保護者に選ぶのか――。

「世界初の混成部隊」

韓国で「米韓連合師団」が編成されると聞きました。

鈴置:韓国各紙や米軍機関紙「Stars and Stripes」の報道をまとめると以下の通りです。

  • 「米韓連合師団を2015年初めに創設する」と韓国国防部が9月4日発表した。
  • 連合師団の主な目的は、核ミサイルや化学兵器など北朝鮮の大量殺傷兵器の除去である。
  • 有事の際、韓国に駐屯中の米陸軍第2師団に韓国軍の機甲部隊を加え編成する。平時から韓国軍の参謀約30人を連合師団に派遣するほか、米韓共同訓練を実施する。
  • 師団長は米陸軍第2師団長(少将)が兼務し、副師団長には韓国軍准将が就任する。「連合師団」の規模は公表されていないが、師団の半数の兵力の旅団程度との報道もある。
  • 既存の計画通り、現在ソウル北方の議政府(ウィジョンブ)に駐屯する米第2師団は、2016年中にソウル南方の京畿道・平沢(ピョンテク)に移る。これに伴い連合師団も同時に平沢に移転する。
  • 「師団規模の2カ国の混成部隊は世界で初めて」と韓国国防部は同盟強化を強調した。一部の保守系メディアは「北朝鮮にとって脅威となろう」と報じた。
議政府に駐屯する米第2師団は、2016年中に平沢へ移る
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日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う

「米陣営に残れ」
4月のオバマ訪韓で踏み絵を迫った米国。
しかし韓国の中国傾斜は止まらず、
7月の習近平訪韓でその勢いは増した。
流動化するアジア勢力図をどう読むか、
日本はいかに進むべきか--。

中国に立ち向かう日本、つき従う韓国
中国という蟻地獄に落ちた韓国
「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国
に続く待望のシリーズ第4弾、9月16日発行。
好評発売中!

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「韓国から静かに離れる米国」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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