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たまたま手に入れた「神の目」

日本のスマロボ先駆企業セコム

2014年9月18日(木)

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地上を巡回し、危険を察知したら通報するロボットX。さまざまな音を鳴らし、威嚇することもできる

 東京都三鷹市の閑静な住宅街の一角に広がるセコムのIS研究所。奇抜な外観の建物の中に足を踏み入れると、部屋や廊下にロボットが佇む近未来の光景が広がっていた。

 ブオーン、ブオーン―。4枚のプロペラが素早く回転し、研究室内に大きなモーター音が鳴り響く。おもむろに離陸した小型無人飛行ロボット(ドローン)が時速50キロメートルの速度で標的の不審車に近づいていく。空中から不審車を捕捉すると、ぐるりと一周し、搭載するカメラを使って、車両の色や車種のほか、運転手の着衣・人相、ナンバープレートの番号まで認識する。情報は即座に離れた警備センターに伝えられる。不審車が逃げても一定の距離まで追いかけ続け、捕まえられそうになったら距離を取る。これらの動きを自律的に行うことができるのが、セコム製ドローンの特徴だ。

 セコムIS研究所の所長である小松崎常夫常務執行役員は「敷地内に侵入すると(ドローンが)即座に出動し、不審車につきまとうので、盗難被害が発生するのを未然に防ぐことができる。空は視界を遮る死角がなく、警備に最適だ」と話す。ドローンは今年度中に月額5000円という低価格で実用化する計画だ。

 警備会社とロボット。一見すると奇妙な関係に映るが、セコムの狙いはシンプルだ。
人力には限界があるが、人間とロボットを組み合わせればよりきめ細やかな警備を提供できる。同時に全体の省力化も実現できる。だったら自分たちでロボットを作ろう。そうした考えから開発プロジェクトが始動した。

人間のように見る目を開発

 最初に登場したのが、2005年にサービスを開始した屋外巡回型監視ロボット「ロボットX」。最高速度は時速10キロメートルで、警備する敷地内の決められたルートを自動走行し、不審車や無くなった物などを探し出す。異常を検知すれば、警備員に通報する仕組みだ。

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「たまたま手に入れた「神の目」」の著者

林 英樹

林 英樹(はやし・えいき)

日経ビジネス記者

大阪生まれ。神戸大学法学部卒業後、全国紙の社会部記者として京都・大阪で事件を取材。2009年末に日本経済新聞社に入り、経済部で中央省庁担当、企業報道部でメディア・ネット、素材・化学業界などを担当。14年3月から日経BP社(日経ビジネス編集部)に出向し、製造業全般を取材している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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