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私は、英語でしゃべると人格が変わる

人間力とは、「自分」を使いこなす力?

2014年9月24日(水)

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 筆者は英語をしゃべると性格が変わる。ついつい攻撃的になって、相手をぐいぐい攻めていってしまう。日本語では、どちらかというと穏和で情緒重視型のコミュニケーションを好むから、本来の?自分とは随分違う気がする。

 そのせいで苦い経験もした。特に、初めて米国に転勤となり、米銀本店でトレーニーをし始めたころは苦労と失敗の連続だった。

コーヒー!と言ったらコーラが出てきた

 赴任直後は、とにかく英語が通じなかった。会議で言葉を発せずにじっと固まっていたときに、同僚の米国人に憐れみの目で見られたときにはプライドが傷ついてノイローゼになりそうだった。マクドナルドに行って、コーヒー!と言ったらコーラがでてきたときには、自分が全否定されたような気持ちになってうちひしがれたものだ。

 しかし、落ち込んでいる場合ではない。とにかく何かしゃべらないことには、固定電話も開通できないし、家具も届かない。生きていけないのだ。そういう環境におかれると人は強くなるから不思議だ。「文法なんてどうでもよい!通じてくれ!通じさせる」と単なる言葉にも関わらず気合いがこもる。そうこうしているうちに段々と、欲しいのものが手にはいるようになっていくのだ。

 日本の中高年女性が、海外で「これくれ!」って日本語で話して買い物をする姿を実際に目にしたことがあるが、まさに自分の「おばさん化」だ。英語は手段であって目的ではない。当時の経験から、いまだにそんな思いが強い。

そりゃ、しゃべれるようにはなるんです…

 毎日米国人と一緒に働いて、夜も(気後れしながらも)一緒にパーティーに出る。家に帰ればどのチャンネルも英語の番組ばかり。そうなれば、自ずと英語で会話できるようになる。ただ、ビジネスの世界で本当に注意しなければならなかったのは、これからだ。

 苦労したあげくに語彙も増えて言葉が上手くあやつれるようになると、調子に乗ってくるのだ。いつか米国人相手に得意気に自己の主張をまくしたてるようになっている自分がいた。がんがんしゃべるのがアメリカスタイルだという稚拙な思い込みもあった。

 トレーニーの受け入れ担当の外国人女性に、プログラムへの不満をとうとうと並べあげているうちに、相手に泣かれたときにはショックだった。日本ではそんなことは決してしなかった。恥ずかしかった。お世話になった人への感謝もできない馬鹿者になっていた。

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「私は、英語でしゃべると人格が変わる」の著者

岡村 進

岡村 進(おかむら・すすむ)

人財アジア代表取締役

1961年生まれ。1985年東京大学法学部卒。同年第一生命保険に入社し、20年間勤務。2005年スイス系UBSグローバル・アセット・マネジメント入社。2008年から日本法人社長。2013年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師