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グーグル式経営をシュミット会長が語り尽くす

“公式ハンドブック”と言える『How Google Works』発売

  • 土方 奈美

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2014年9月25日(木)

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 9月23日に米国で出版された『How Google Works(ハウ・グーグル・ワークス)』は、2001年から約10年間米グーグルの最高経営責任者(CEO)を務め、ラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏という2人の創業者とともに“トロイカ経営”の一翼を担ってきたエリック・シュミット氏(現グーグル会長)が、同社の経営を語り尽くした1冊だ。グーグル本はあまたあるが、経営トップが同社のビジネスについて筆をとるのはこれが初めてである。ペイジ氏が序文を寄せていることからも、本書はグーグル式経営の“公式ハンドブック”と見てよいだろう。10月9日の日本語版発売に先駆けて読みどころを紹介する。

やんちゃな創業者たちの“監視役”のはずが……

 グーグル検索をはじめユニークな製品を続々と生み出し、圧倒的な収益力を実現する原動力として、グーグルの独特な経営手法は注目を集めてきた。社員に勤務時間の20%を本業以外の好きなプロジェクトに充てることを認める「20%ルール」、専属シェフのいる無料社員食堂をはじめ贅沢な福利厚生もよく知られている。シリコンバレーのベンチャーはもちろん、日本でも多くの企業がこうした手法を採りいれてきたが、もちろん形だけ模倣してもグーグルと同じ成果にはつながらない。グーグルはどのような思想にもとづき、どのような仕組みをつくり、実践しているのか。それを解説するのが本書である。

 今でこそグーグルの売上高は500億ドルを超えるが、シュミット氏が入社した頃はまだ赤字続きのどう転ぶかわからないベンチャー企業だった。同社の飛躍的成長はシュミット氏なしには語れない。たとえば本書にも書かれているとおり、かのシェリル・サンドバーグ(現フェイスブックCOO)が面接に来たとき「エンジニアではないから」という理由で不採用にしようとした2人の創業者を説き伏せ、採用したのはシュミット氏である。

 個性的な創業者たちの影に隠れがちだが、シュミット氏はハイテク業界のスーパーエリートだ。カリフォルニア大学バークレー校でコンピュータ科学の博士号を取得し、ゼロックス・パロアルト研究所、ベル研究所という伝説的な研究機関にも在籍した。その後勤務したサン・マイクロシステムズでは最高技術責任者や執行役員を務めるなど経営の中枢に身を置いてきた。

 そんな経歴から、20代半ばのやんちゃな創業者たちの“監視役”を期待されてグーグル入りしたシュミット氏だが、そこでは「それまで身に着けた経営の知識をすべて捨てて一から学び直した」という。それは本書の共著者となったジョナサン・ローゼンバーグ氏も同じだ。アップルやエキサイト@ホームで幹部を務めたローゼンバーグ氏は2002年にグーグルに入社してからプロダクト担当としてシュミット氏の補佐役を務め、現職はペイジCEOのアドバイザーである。

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