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なぜ、経営者がスーパージェネラリストになれないのか?

2014年9月29日(月)

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経営者ならば、誰もが行う「7つのレベルの思考」

田坂教授は、著書『知性を磨く 「スーパージェネラリスト」の時代』(光文社新書)の中で、これからの時代には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という「7つのレベルの思考」を垂直統合した「スーパージェネラリスト」が求められると言われていますが、経営者や起業家、マネジャーやリーダーならば、誰もが、多かれ少なかれ、この「7つのレベルの思考」を行っていますね?

田坂:ええ、その通りです。経営者や起業家、マネジャーやリーダーならば、誰もが、意識的、無意識的を問わず、この「7つのレベルの思考」を行っています。

 例えば、経営者ならば、誰もが、古典の「思想」を学ぶときもあれば、会社や組織の「ビジョン」を描くときもあります。また、部下や社員に対して自分の「志」を語るときもあれば、企業や事業の「戦略」を立て、対外的な交渉の「戦術」を考えるときもあります。さらに、部下や社員に対して営業やプロジェクト・マネジメントの「技術」を教えるときもあれば、朝礼で「人間力」について訓示をするときもあるでしょう。

 経営者ならば、誰もが、多かれ少なかれ、そうしたことを行っています。

しかし、前回、田坂教授は、そうした経営者や起業家、マネジャーやリーダーの「垂直統合の思考」は、まだ、いずれも「中途半端」であると、述べられましたね?

 その「中途半端」という指摘は、実感として納得できるのですが、具体的には、何が「中途半端」なのでしょうか?
 いつもながら、耳の痛い指摘ですが……(苦笑)。

田坂:私自身、この「垂直統合の思考」という意味では、まだまだ「中途半端」なので、自戒を込めて申し上げているのですが……(笑)。

 ただ、その質問に率直にお答えするならば、ここで言う「中途半端」とは、3つの意味があるのです。

前回、それを「3つの問題」と言われましたね?

経営者が乗り越えるべき「3つの問題」

田坂:ええ、では、その「3つの問題」について、端的に述べましょう。

 第1の問題は、「7つのレベルの思考」に粗密があり、アンバランスだということです。

 すなわち、ある程度、この「7つのレベルの思考」を行っている経営者や起業家、マネジャーやリーダーでも、この「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」の7つのレベルの思考力に、得意、不得意があり、それらの思考力にバランスが取れていないのです。

 例えば、収益を上げるための経営戦略や営業戦術については卓抜なものを持っているが、高い志や使命感、さらには人間力を、あまり感じさせない経営者もいますね……(笑)。

残念ながら、グローバル資本主義の時代になって、そうした経営者が増えているような気がしますが……(苦笑)。

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「なぜ、経営者がスーパージェネラリストになれないのか?」の著者

田坂 広志

田坂 広志(たさか・ひろし)

多摩大学大学院教授

1974年東京大学卒業、81年同大学院修了。工学博士(原子力工学)。米シンクタンク客員研究員などを経て、2000年多摩大学大学院教授に就任。2011年3~9月、東日本大震災に伴い内閣官房参与に就任

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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