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中島みゆき好きですか? 22年前の曲が今ヒットのワケを徹底追跡

2014年10月2日(木)

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 ここ1~2年、検索サイトの注目キーワードの上位に「中島みゆき」が挙がってくる頻度が増えています。それで、ファン歴30年の私(途中浮気なし。←古いファンを自慢する人がいますが、大抵の人は途中抜けしているので、ここ結構重要だと思います)も気になってクリックしてみると、

「中島みゆきの「糸」を聴いて泣いた」
「中島みゆきの糸はCMやカバー、何で聞いても落ち着く」
「中島みゆきの糸を聞いていたら結婚したくなった~」
「中島みゆき「糸」まぢ神曲!」
(以上、原文ママ)

 といったコメントが多数ヒットするのです。これは70年代から80年代前半に、“フラれ歌の女王”として大ヒットしていた時期のイメージを抱いている人ならかなり意外ではないでしょうか。当時は、例えば「好きな歌手は?」と聞かれて「中島みゆき」と答えようものなら、「あ、暗いんですね」とか無神経に言われ、まるで黒魔術が趣味のように表立って言明できなかったのですから。

 90年代のドラマ「家なき子」の主題歌「空と君のあいだに」や、00年代前半にNHK「プロジェクトX」のタイアップ「地上の星/ヘッドライト・テールライト」で、その辺りの先入観はかなり薄れましたが、それでもまだダークなイメージを持つ人もいました。私の実姉もそんな一人でしたが、先日、京都の実家にいる彼女から

「なぁ、中島みゆき「糸」の入ったCD、送ってくれへん?」

と頼まれて愕然としました。彼女は、普段サザンオールスターズや竹内まりや、ポルノグラフィティなどを聴いていて、中島みゆきは殆ど聞いていなかった(むしろ批判的だった)にも関わらず、いったいどういう心境の変化なのでしょう。

この20年間での人気曲の変化を追う!

 確かにここ数年は、テレビでもライブでも多くの人がカバーしているようにも思います(今回あらためて調べてみましたが、その数の多さに卒倒しそうになりました)1992年のオリジナル・アルバム「EAST ASIA」にひっそりと収録されていた「糸」が、一体いつの間に“神曲化”したのでしょうか。今回は、それを探ってみたくなりました。

中島みゆき人気曲投票結果
※網掛けは、ここ数年内に急上昇した楽曲

 上の表は、この20年間で中島みゆきの人気曲がどのように変わっていったかを示した表です。

 収録アルバム「EAST ASIA」が発売された2年後の94年のランキングを見ると「糸」は18位でした。同じアルバムからは「二隻の舟」が2位、「誕生」が4位、「EAST ASIA」が6位と3曲がTOP10入りしているので、決して発売から間もないから知られていないという訳でもありませんでした。また、その3年後の97年調査でも16位と、ここでも微増程度。但し、通常はアルバムだけ収録された1曲ならば、新曲に押されてしまう分、年月とともに人気が下がっていく中でほぼ順位を維持しているので、徐々に浸透していたと読み取れます。

コメント8件コメント/レビュー

記事の掲載から随分と経っていますが、自分なりの感想を。
みゆきさんの「歌」は先読みとか次の神曲とかの判断のレベルで縛れない、まさに時代がみゆきさんの曲を選ぶ、と言っていいかもしれません。なぜなら、(個人的な意見ですが)みゆきさんの歌にはすっぴんの人間の心が歌い上げられていると感じるからです。愛、恋、希望、失望、悲、怒り・・・こう言った感情を「好意」と言うオブラートで包まずにストレートに表現しているのが中島みゆきだと思います。
だからこそここで自慢します。妻との披露宴(20年前)の余興でカラオケを歌いましたが、私が「with」、妻が「糸」、二人で「二隻の舟」を披露しました。まさか、今になって「糸」がウェディングソングの定番曲になるとは・・・(2017/04/17 12:33)

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「中島みゆき好きですか? 22年前の曲が今ヒットのワケを徹底追跡」の著者

つのはず誠

つのはず誠(つのはず・まこと)

音楽チャートアナリスト

京都大学大学院理学研究科から三菱化学に入社。97年に趣味を仕事に活かそうと音楽系広告代理店に転職、05年10月に独立しT2U音楽研究所を設立、音楽市場分析、企画CDの監修、選曲、記事執筆を行っている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

記事の掲載から随分と経っていますが、自分なりの感想を。
みゆきさんの「歌」は先読みとか次の神曲とかの判断のレベルで縛れない、まさに時代がみゆきさんの曲を選ぶ、と言っていいかもしれません。なぜなら、(個人的な意見ですが)みゆきさんの歌にはすっぴんの人間の心が歌い上げられていると感じるからです。愛、恋、希望、失望、悲、怒り・・・こう言った感情を「好意」と言うオブラートで包まずにストレートに表現しているのが中島みゆきだと思います。
だからこそここで自慢します。妻との披露宴(20年前)の余興でカラオケを歌いましたが、私が「with」、妻が「糸」、二人で「二隻の舟」を披露しました。まさか、今になって「糸」がウェディングソングの定番曲になるとは・・・(2017/04/17 12:33)

つのはずさん同様、浮気なしのファン暦25年の者です。「糸」ロングヒットの考察、興味深く拝読しました。みゆきリスナーは、私のような「信者」と、曲単位で神格化する人々の二重構造なので、流行り廃りに左右されず根強いのだと、改めて実感しました。きっと、中島みゆきは古典音楽として来世紀以降も聴き継がれることでしょう(音楽室に飾る写真はどれになるのか?)。ところで、他の方のコメントで、「糸」は結婚を祝う曲…とありますが、それは???です。本人はそんなコメント出していないし、受け取り方は聞き手の自由とは言え、シーンを限定して断定するのは、みゆきファンとしていかがなものかと思います。(2014/10/04)

スキマスイッチの「奏」は、今年の春アニメ「一週間フレンズ」のエンディングでカバーされました。その影響も少なからずあるかもしれません。私はこのアニメのおかげで、この歌をスキマスイッチが歌っていることを知りましたから。でも、買ったのはカバーの方ですが。(2014/10/04)

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