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『もういちど読む』を、改めて読む

始まりは「もったいない」@「日本史の山川」本社

2014年10月16日(木)

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 ボクとS巻、そしてY瀬の3人は歴史教科書で知られる山川出版社にお邪魔していた。取締役編集部長の曽雌健二さん、取締役の野澤武史さん、編集部課長代理の鈴木史郎さんの3人から、お話を伺っているところである。

左から、野澤さん、曽雌さん、鈴木さん。取材時の席の並びを再現してみました。

 その話は、現役の高校生が使っている教科書から、同社が一般向けに販売している『もういちど読む』シリーズに移りつつあった。2009年に発売され、大いに話題になった『もういちど読む 山川日本史』に代表される、あのシリーズだ。

 ここに至るまでは、もしよろしければ前回をお読み下さい。

2冊は双子?兄弟?親子?いや、義理の親子?

 ボクはてっきり、この稀代のアイデア商品『もういちど読む 山川日本史』の内容は、現役日比谷高校生も使っている『詳説日本史』(日本史B)と同じだと思っていた。

 しかし、実際は違う。山川さん(=曽雌さん、野澤さん、鈴木さん)が説明してくれる。

「もったいない」。すべてはそこから始まった

山川:教科書というのは、学習指導要領が変わるたびに変わります。指導要領が変わると、前の指導要領に準拠してつくった教科書は、使えなくなるわけです。絶版です。

成毛:もったいないですね(Y瀬とS巻が大きく頷いている。そりゃ絶版が好きな編集者はいないわな)。

山川:ええ、もったいない。ですからそれを、一般向けに表紙を変えて、レイアウトも変えて、加筆をして販売したのが『もういちど読む』シリーズです。

成毛:ということは、『もういちど読む』は、現役高校生が使っているものより、一つ前のバージョンを元にしている。

山川:そうです。

 知らなかった。一つ前のバージョンをブラッシュアップさせたものが、『もういちど読む』シリーズなのだ。なお、いくらかでも社の売上げに貢献したらいいなという気持ちで始めたというこのシリーズはヒットしすぎたため、今では他社にまで広がって、やはり教科書でおなじみの数研出版からも数学や理科系の『もういちど読む』が市販されている。

コメント5件コメント/レビュー

横書き日本語(とくに学術書では)の句読点は,本来,「,.」が主流だったと思います.「、。」を使うようになったのは日本語ワープロが普及してからではないでしょうか.今でも昔から出版されている雑誌には「,.」のものが多くあります.(2014/10/21)

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「『もういちど読む』を、改めて読む」の著者

成毛 眞

成毛 眞(なるけ・まこと)

成毛探偵社代表

1955年生まれ。書評サイトHONZ代表、インスパイア取締役ファウンダー、スルガ銀行社外取締役、早稲田大学ビジネススクール客員教授、元マイクロソフト社長。2014年、成毛探偵社代表に就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

横書き日本語(とくに学術書では)の句読点は,本来,「,.」が主流だったと思います.「、。」を使うようになったのは日本語ワープロが普及してからではないでしょうか.今でも昔から出版されている雑誌には「,.」のものが多くあります.(2014/10/21)

社会人になって数年後、読み返してみたくて山川の日本史・世界史を買ったことを思い出した。もう20年以上も前のことです。当時は青い表紙だったと思いますが表紙を見るとなんかわくわくしたことを思い出します。(2014/10/16)

「歴史」の山川出版社、後期高齢者の自身、世話になったことを思い出し懐かしい。先の大戦後、社会は一変させられ教育制度も然り、尋常小学校から国民学校そして新制小・中学校(6・3・3制)と文字通り、時代の波間に身を委ねた幼少期だった。先生の指示通り、当たり前だった今までの教本文言を自分の手で墨消しし、それを教本にした授業を経、当時は新制併設、大半は新制中学へと進級してお世話になった「歴史」。正に毀誉褒貶の時、手のひらを返すようにはいかなかったのだろうか本体の歴史に関しては極端な決めつけはなく当たり触らずの筆致と記憶しているが、鮮明に覚えているのは薄い藤色の表紙、授業・自習いずれの時もそれを出しての勉強時間は、やけに落ち着いた気分になれたのが不思議。教科書の歴史も歴史の教科書で学べるには感激する。二言目にはグローバル(化)が持ち出される昨今、不易流行を胸に刻んでお客様目線を大切には忘れてもいい、日本人らしい重厚で奥床しい教養に裏打ちされた歴史を、大和民族はいけない(のかな)?と遠慮しつつも、「伝える伝え方」から「繋いで行くつなぎ方」の創意工夫を図って採用慎重、訂正迅速の下によろしくお願いします。(2014/10/16)

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三品 和広 神戸大学教授