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「核攻撃の対象」と中国に脅される朴槿恵

韓国の識者に聞く、二股外交の末路

2014年10月2日(木)

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 「米陣営に戻ろうと韓国人が焦る」(識者のAさん)。米国が朴槿恵(パク・クンヘ)政権の「従中」に怒り出したからだ。でも、韓国は戻れるのか。今度は中国が「米国の言うことを聞くなら核攻撃の対象にする」と脅し始めたのだ(注1)

(注1) Aさんは匿名を条件にソウルの「空気」を語ってくれる韓国の識者。「『安倍首相の韓国語は失敗でした』」などに登場している。

風向きが変わった

A:近著『日本と韓国は「米中代理戦争」を闘う』を読みました。他人の国のことを、よく調べたものだと感心しました。鈴置さんの言う「離米従中」に関しては、私も大筋で同感です。

 ただ最近、韓国で風向きが変わり「米国サイドに戻ろう」という空気が濃くなってきたことを見落とすべきではないと思います。

鈴置:朴槿恵大統領の中国ベッタリが怖くなった、ということですね。

A:その通りです。「『三面楚歌』にようやく気づいた韓国」で鈴置さんも指摘していますが、韓国の言論人が一斉に「中国一辺倒をやめよう」と言い出したのです。

 7月初めの中韓首脳会談がきっかけでした。朴槿恵大統領が訪韓した習近平主席と一緒になって日本の集団的自衛権の行使容認を批判したため、中国陣営に走っていると米国に見なされたからです。

すべて日本が悪い

鈴置:中国好きの朴槿恵大統領の意を迎えようと「これからは中国の時代だ。米国や日本など目じゃない!」と叫んでいた言論人――現代の両班たちも、これを期に急遽、変節しましたね。

 この後、朝鮮日報や中央日報も「米国のアジア専門家に聞く」という企画を連載しました。ほとんどのインタビュー記事が「私のこと、中国にすり寄ってるって怒ってない?」というノリの、米国の顔色を伺う質問から始まっていました。

 韓国紙のインタビューを受けた米専門家は一様に渋い顔で「とにかく同盟国として為すべきことを為せ」と答えています。

 米国の外交・安全保障の専門家は韓国にうんざりしています。「米国に守ってもらいながら対中政策で全く協力しない。そのくせ自分は中国に傾いていないと言い張る」からです。

 韓国の記者らが「韓国が中国と手を組むのは日本の右傾化のせいだ」との言質を米国人からとろうとするので、いらだつ人もいます。「韓国の米中二股外交」はすっかり見抜かれているというのに、まだそんな誘導尋問を繰り返しているのです。

A:「問題が起きたらすべて日本のせい」が韓国の国是ですからね。

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「米陣営に残れ」
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しかし韓国の中国傾斜は止まらず、
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流動化するアジア勢力図をどう読むか、
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「「核攻撃の対象」と中国に脅される朴槿恵」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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