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オープンソースな養鶏は可能か

遺伝子を企業支配から解放する

  • Maryn McKenna

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2014年10月3日(金)

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 みんなが大好きな鶏肉。その大半は、大量生産型の養鶏によって生産されている。何万羽という鶏が、鶏舎にぎゅうぎゅう詰めにされて育ち、孵化後わずか6週間で丸々と太らされ、出荷される。一方、オーガニックな養鶏というのもある。餌に混ぜ物など入っておらず、鶏たちは草の上を歩き、過密生産の鶏たちに比べて長生きもさせてもらえる。

 しかし、重要な共通点が一つある。どちらの鶏も、出発点は孵卵場で産卵された卵であること。そして元をたどると、孵卵場で種鶏となっているのはたいてい、世界に数社しかない育種会社のどれかが保有している交配種であることだ。

イートウェル・ファームを営むナイジェル・ウォーカーは、オーガニック養鶏場でブラック・オーストラロープ種という伝統品種の飼育を始めようとしている。 (写真=Anna Hesser/Creative Commons)

大規模育種・孵卵ビジネスから脱却

 「ここにいるのは巨大企業からヒナを購入して育てた鶏たちです。残念ながら今は、自分の農場で飼育している鶏の遺伝子がどこから来たのかさえ、私にはわかりません」 と話すのは、米国カリフォルニア州でイートウェル・ファームを営むナイジェル・ウォーカーだ。はたから見れば、ウォーカーの農場はとてもちゃんとした養鶏を行っている。ただし、飼育している茶色い羽の鶏たちが年齢を重ねるごとに、彼は孵卵場から新しいヒナを購入する必要があるのだ。

 そうした育種・孵卵ビジネスから一線を画する方法がある。在来の品種、つまり伝統種(heritage chicken)の鶏を使う方法だ。こうした品種は、第2次世界大戦後に養鶏産業が整理統合されると、大規模生産では使用されなくなってしまった。農作物の種子を保存するのと同様に、伝統種の系統はごく少数の頑固な農家によって守られ、数少ない小規模な育種・孵卵場でかろうじて生き残ってきた。これらの品種を使えば、大規模な育種・孵卵業者に左右されない、オープンソースな養鶏が可能になる。

米国カリフォルニア州にあるイートウェル・ファーム。2600羽を超える鶏を飼育している。(写真提供:イートウェル・ファーム)

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