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なぜリーダーシップを学ぶと“普通のリーダー”になるのか

ゴータム・ムクンダ助教授に聞く(3)

2014年10月23日(木)

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ゴータム・ムクンダ
Gautam Mukunda

ハーバードビジネススクール助教授。専門は組織行動。MBAプログラムにて1年目必修科目である「リーダーシップと組織行動」を教えている。リーダーシップ、国際関係論、技術革新の政治・社会への影響を専門に研究。元マッキンゼー・アンド・カンパニーのコンサルタント。近著に"Indispensable: When Leaders Really Matter," (Harvard Business Review Press 2012).

 2012年に著書『インディスペンサブル』(原題)を上梓したハーバードビジネススクールのゴータム・ムクンダ助教授。リンカーン、チャーチルなど過去のリーダーを検証し、リーダーは代替可能な人(=ディスペンサブル)と代替不可能な人(インディスペンサブル)の2つに分類されると結論づけた本が話題を呼び、英BBC、米CNBC、ワシントンポストなど、多くのメディアでとりあげられた。『イノベーションのジレンマ』の著者として有名な同校のクレイトン・クリステンセン教授は、「これはすごい本だ。この本を読んで自分があまりにもリーダーの選抜方法について単純に考えてきたことが分かった」と絶賛したほどだ。

 ムクンダ助教授に、著書「インディスペンサブル」、日本のリーダーシップ、授業「リーダーシップと組織行動」について話を伺った。

日本は自らの成功モデルを捨てるな

佐藤:先生は「リーダーシップと組織行動」の授業で日本の事例を教えることがあるそうですね。

ムクンダ:授業で、日本経済や日本企業の事例をとりあげることもありますよ。中には“改革が思うように進んでいない”ことを議論している教材もありますが、私は必ず学生には、「日本は独自のやり方で成功している国なのだという前提を忘れないで」と伝えています。

佐藤:アメリカの経営大学院の日本人学生を取材していると、“中国やインドに比べて日本のプレゼンスは低下しているのではないか”と懸念する声も聞かれます。

ムクンダ:確かに日本には、他の国と同様に多くの課題があります。でも同時に忘れてはならないのは、日本人の平均寿命は世界一で、日本は驚くほど豊かで平和な社会をつくりあげてきたということです。平均寿命だけではなく、犯罪率、貧困率も驚くほど低い。日本について「構造改革が必要だ」「こういうことが日本には足りない」と議論するのは簡単です。しかし、他の国からこのように改革せよと圧力がかかる中で、日本が築いてきた成功モデルを失ってはいけないと私は思っています。日本は世界でも類のない独自の方法で発展してきた国だということを忘れてはならないのです。

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「なぜリーダーシップを学ぶと“普通のリーダー”になるのか」の著者

佐藤 智恵

佐藤 智恵(さとう・ちえ)

作家/コラムニスト/コンサルタント

1992年東京大学教養学部卒。NHKにて番組ディレクターを務めた後、2000年1月米コロンビア大学経営大学院留学、翌年5月MBA取得。ボストンコンサルティング、外資系テレビ局などを経て2012年独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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