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今の働き方に、出口はあるのか?

リスクを取れる人 VS. リスクを取れない人

2014年10月8日(水)

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 海外やグローバル企業の勤務に長く勤める間、外国人を交えて日本のシニア・エグゼクティブや中堅社員の方とシリアスな議論をさせて頂く機会が多くあった。

 会議が終わったあとに、よく外国人から聞かれるのは、「本日の日本側の出席者はどんな権限を持っているのか?」という質問だ。日本人が寡黙なことはもう知っているが、あまりに少ない本音の吐露に対して不安になるのだ。まずは「自分の話し方、聞き方が悪かったのか?」との心配に始まり、次に「相手を間違えたのか」といぶかしがるのがパターンだ。

 異なる意見から正しい結論を引き出すためにはブレーンストーミングが有効とグローバル企業のビジネスパーソンは考える。だから、自由なアイデア交換を目指し饒舌になる。一方で、言質をとられるリスクをおそれているのか、日本人は慎重に言葉を選び核心的な発言を控えがちだ。横にいて、これでは、いつまで話していても互いが親しくなれないな、と頭を抱えてしまう。

当たり障りない会話なら「ジュニア」でいい

 ビジネスの世界は化かし合いだ。もちろん外国人だって腹も探れば、言葉も選ぶ。ただ、興味を持った相手に対しては、アクセルを踏み込んで前のめりになる。「もっと細かく聞かせて」「詰めが甘くないか?」「リターンの取り分は?」と矢継ぎ早に質問を浴びせかける。

 そして、ともにヒートアップし、本音を戦わせた達成感を共有化する。最後に、自分は前向きだ、もしくは納得いかないと本音をはっきりさせるから、さらに信頼関係が高まっていくのだ。自分自身、そんな喜びを何度か味わい、その人とは長い付き合いになっている。

 つまり、当たり障りのない情報交換なら、ジュニア(部下)に任せておけば良い、というのが共通のスタンスなのだ。われわれ日本人は、激論を避ける一方で、懇親会を好む傾向にある。しかし飲み食いを何度繰り返してもダメなのだ。親しいと思っているのは日本人だけで、実は、はるかに脆い関係なのではないか?と感じさせられることが少なからずあった。

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「今の働き方に、出口はあるのか?」の著者

岡村 進

岡村 進(おかむら・すすむ)

人財アジア代表取締役

1961年生まれ。1985年東京大学法学部卒。同年第一生命保険に入社し、20年間勤務。2005年スイス系UBSグローバル・アセット・マネジメント入社。2008年から日本法人社長。2013年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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