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前輪駆動でもBMW、3気筒でもBMW

2シリーズ アクティブツアラーは変化の序章

2014年10月21日(火)

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ビー・エム・ダブリューが10月1日から受注を始めた新型車「2シリーズ アクティブツアラー」

 BMWといえば、ドイツの代表的な高級車の1つである。「駆け抜ける喜び」というキャッチコピーが示す通り、スポーティさを最大の特徴としているブランドだ。そのBMWが、国内で10月1日から受注を始めた「2シリーズ アクティブツアラー」は、こうしたこれまでのBMWのイメージを覆す新型車だ。

 新型車がこれまでのBMW車と異なる最大のポイントは、BMWブランドとしては初めての前輪駆動車であることだ。これまでBMW車はすべて後輪駆動を採用していた。ごくわずかな例外を除いては、前にエンジンを搭載し、後輪を駆動する、いわゆるFR(フロントエンジン・リアドライブ)方式を採用している。現在、世界の乗用車の多くは、前にエンジンを搭載し、前輪を駆動する、いわゆるFF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式だ。これはFRだと、前のエンジンから後輪に駆動力を伝えるためのプロペラシャフトを通すため、床の中央が持ち上がった、いわゆる「フロアトンネル」が必要で、室内が狭くなるという難点があるためだ。

 また、FRの場合には左右の後輪に駆動力を配分するための「デファレンシャルギア」という部品を床下に配置する必要があるため、どうしても後輪周りの床面が高くなる。これに対してFFなら、プロペラシャフトがないのでフロアトンネルを小さくできるうえ、後輪周りの床面も低くできるので、トランクルームなども広くとれる。つまり実用性という面ではFFのほうが優れているのだ。

スポーティなハンドリングのFR車

 にもかかわらず、なぜBMW車はこれまでFR方式を採用してきたのか。それは、FR方式だとスポーティなハンドリング性能を実現できるからだ。よく指摘されるのは、FF車がアンダーステア特性を示す場合が多いのに対して、FR車はよりナチュラルな感覚を実現できるということ。アンダーステアとは、カーブを曲がりながら加速するときに、ステアリングの角度が一定でもクルマが外側に膨らんでいってしまう傾向があることを言う。

世界の完成車メーカーが開発を競う「自動運転」。しかし、それがもたらすのは、単にラクで安全なドライブの実現だけではありません。人々がクルマを買わなくなり、電気無人タクシーが街を走り回り、無人トラックが物流を担う、そんな「見たこともない未来」へとつながる可能性があるのです。
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コメント3件コメント/レビュー

マニアでない一般の方には知られていないようだが、現行のMINI(ミニ・クーパーというほうが分かりやすいか)はBMWの製造によるもの。MINIでFF車のノウハウを十分に得ているので、BMWがFF車を自社ブランドで出すといっても今更何の驚きもない。(2014/10/21)

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「前輪駆動でもBMW、3気筒でもBMW」の著者

鶴原 吉郎

鶴原 吉郎(つるはら・よしろう)

オートインサイト代表

1985年日経マグロウヒル社(現日経BP社)入社、2004年に自動車技術の専門情報誌の創刊を担当。編集長として約10年にわたって、同誌の編集に従事。2014年4月に独立、オートインサイトを設立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

マニアでない一般の方には知られていないようだが、現行のMINI(ミニ・クーパーというほうが分かりやすいか)はBMWの製造によるもの。MINIでFF車のノウハウを十分に得ているので、BMWがFF車を自社ブランドで出すといっても今更何の驚きもない。(2014/10/21)

車を走らせる事に価値を見出してきたドライバーが少なくなり、BMWというブランドに価値を見出すドライバーが増えてきた結果でしょうね。ブランドイメージも電子制御技術で何とかなるでしょうし、安くなればバカ売れでしょう。(2014/10/21)

BMWがFFを作るとは隔世の感があります。3シリーズが六本木のカローラと呼ばれた時代に、スモール・シックスエンジンを積んだ325iXで六本木にある会社に通っていました。BMWのシルキーシックスは低速ではむしろざらつくエンジンです。バルクヘッドを通じて吸気音やインジェクターのシュシュシュと言う音が聞こえてきたし、むしろツインカムターボのスカイラインの方がエンジン回転は全域でなめらかでした。BMWの真骨頂は首都高の渋谷ランプを駆け上がり本線に合流する時のように急加速が必要な時でした。それまでボボボと低温で呟いていたエンジンが回転を上げるとともに不協和音から全てが同調したクィーンと言う和音に変わっていく瞬間などは最高でした。助手席の女性と何かの理由で気まずくなってしまっても、BMWなら残りの時間は運転を楽しめばいい、みたいな点も3シリーズが六本木のカローラ=ナンパグルマになれた理由のひとつかも知れません。FFのBMWでは六本木のナンパグルマにはなれそうにないですね。まあ今時BMWでナンパする人もいないか(笑)(2014/10/21)

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