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ところで、グローバリゼーションって何?

「世界的な価値の連鎖」の始まりはいつ?

2014年10月23日(木)

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 前回は、世界的な価値の連鎖によりこれまで以上に世界各地がつながりあい、協業しながら製品やサービスなどの付加価値を生産しているという事実をご紹介しました。

 今回は、我々が現在直面しているグローバル化や国際経営といった現実は、歴史的にみてどこまで遡ることが出来るのかをご紹介します。現代の複雑なグローバル経営を眺める前に、もう少し単純だった過去の世界を知ることから進めてみようと思います。

 まずは、以下の問いを考えてみてください。

「多国籍企業、すなわち国際経営の歴史は、
どこまで遡ることが出来るのでしょうか?」

  1. 西暦1900年代前半
  2. 西暦1800年代
  3. 西暦1600年代
  4. 紀元前2400~2600年頃
  5. 紀元前3200~3400年頃

多国籍企業をどう定義するか

 この問いの答えは、じつは多国籍企業をどう定義するかによって異なります。最も広い定義であり、また公に用いられている定義は経済協力開発機構(OCED)の定義であり、それは要約すれば以下の様なものです(注1)。

 「多国籍企業は通常、2つ以上の国において設立される会社又はその他の構成体からなり、様々な方法により活動を調整できるように結びついている

 すなわち、前回解説したような世界的な価値連鎖を念頭に置き、株式会社以外をも含めた複数の組織が、2つ以上の国をまたいで活動を調整できるように連携している場合、それを多国籍企業と捉えるという非常に広い定義です。

 逆に最も狭い多国籍企業の定義は、「2つ以上の国籍を持つ企業」という定義となるでしょう。異なる国籍を持つ2つ以上の企業が合併し、一つの企業体として事業を行うようになった場合、この狭い定義においても多国籍企業と言うことができます。

 最初の質問の答えは、最も狭い定義を取ったとすれば、1900年代前半まで遡ることが可能です。そして最も広い多国籍企業の定義をとれば、少なくとも紀元前3200~3400年頃まで遡ることが可能なのです。

紀元前3200~3400年頃:メソポタミア文明の国際経営

 およそ今から5000年ほど前の話になります。現在のイラクがあった場所には、ウルクという都市国家が栄えていました。当時のウルクの人口は約4万人と推定されており、これは当時世界最大規模の人口を誇る都市でした。そしてウルクはメソポタミア文明の中心都市でもあり、原始的な宗教施設がすでに栄え始めていたのです。

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「ところで、グローバリゼーションって何?」の著者

琴坂 将広

琴坂 将広(ことさか・まさひろ)

立命館大学国際経営学科准教授

慶応義塾大学環境情報学部卒業。在学時、小売・ITの領域において3社を起業、4年間にわたり経営。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て英オックスフォード大学で博士号取得(経営研究)。2013年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官