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「生物を好きになる教科書」が好きだから

感動の理由が分かった@東京書籍

2014年11月13日(木)

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三宅編集長(右)と高松副編集長。引き続き、よろしくお願いします。

 カッコイイ生物の教科書を作っている東京書籍にお邪魔しての第2回。前回に引き続き、編集局理科編集部高校理科の編集長・三宅健さんと、第二副編集長の高松恭太朗さんにお話を伺う。

 予測していたとおり、生物の教科書は劇的に変わっていた(詳しくは前回をお読みください)。

 ここまで劇的に教科書が変わると、たとえば2年生のときに習った生物と、3年生になったときに習う生物とで、カバー範囲が異なって、混乱してしまうことはないのだろうか。と思ったら、あるのだそうだ。ということは、抜けてしまう部分は、先生が口頭で説明するなどするのだろうか。

 「お話はすると思います。ただ、その先に入試があるので、教科書の通りに教えないと、生徒が混乱してしまいます」

 なるほど、そうだ。センター試験の問題は学習指導要領に則って作られる。

受験生も、先生も、校閲者も大変です

変化への対応、学習においても重要である。

 それから、変化となると気になるのは先生方のことである。先生たちは、絶対に高校時代に遺伝子組み換え実験はしていないはずだ。それだけでなく、新発見があり教科書に反映されるたび、習っていないことを教えるという苦行に直面することになる。

 「先生方も勉強しながらですね。研究会で大学の先生を招いて、というようなこともやっているところもあります」

 大変だ。そしてもちろん、作っている側も大変だろう。

 書籍が発行される前には、著者の原稿を校閲と呼ばれる人たちがチェックする。文法の誤りはもちろん、内容の誤りも指摘するのが校閲の仕事なのだが、この最先端の内容を、どうやってチェックするのだろう。サイエンス専門の校閲の人も、結構苦労するのではないか。

 「真核細胞のDNAは、4種類のヒストンが8個集合した円盤状の構造のまわりに巻きついてヌクレオソームを形成している」なんて、「AのBは、CがDのまわりに巻きついてEを形成している」と文法的には正しい雰囲気が漂っているが「タイガー・ウッズのiPhoneは、両面テープがお台場カジノのまわりに巻きついてカレーライスを形成している」のようなことが書かれているかもしれないのに。

キラーT細胞は存在するが、私の学生時代の教科書にはいなかった気がする。

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「「生物を好きになる教科書」が好きだから」の著者

成毛 眞

成毛 眞(なるけ・まこと)

成毛探偵社代表

1955年生まれ。書評サイトHONZ代表、インスパイア取締役ファウンダー、スルガ銀行社外取締役、早稲田大学ビジネススクール客員教授、元マイクロソフト社長。2014年、成毛探偵社代表に就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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