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グーグルがしかける物流革命

小売業参入と電気自動車と自動操縦と電気事業をつなぐもの

2014年11月5日(水)

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スマホは友だちや家族を超えた

 あなたは友だちとメールで最近の共通の知人について情報交換していた。「アイツは糖尿病になったらしいぜ」。そうか、成人病は恐いな、と思いつつあなたはメールを返信する。「俺たちもそろそろ気をつけないとな」。するとメールを送ったとたんに、スマホのメーラーがご丁寧にもアラームを発して教えてくれた。「あなたの最近の飲食状況を記録しています」。なんと、驚いたことに、こいつ(スマホ)はあなたが撮った写真も分析してカロリー計算をしてくれていた。「一日の平均は2900キロカロリー。あなたの基礎代謝からすると900キロカロリーも多いわ」。マジかよ。「とくにオススメなのは、このサプリよ」。あなたは否定することなく、注文ボタンをクリックした。

 あなたは友だちとメールでアーティストの新作について盛り上がっていた。「今度、ライブに行こうぜ」。よし、と思いながら、あなたは返信した。「でも、なかなかチケットを取れないらしいぞ」。しかし、同じくメーラーが親切に教えてくれた。「普通ならね。でも、このアーティストの限定版ブルーレイ・ディスクに同封されている応募券を使えば、当選確率が10%もあるらしいわ」。おなじくあなたはあらがえなかった。あなたはそのままブルーレイ・ディスクをいわれるままに注文した。

 あなたがスマホの動画サイトを見ながら、そろそろ寝ようかな、と思っていたときだ。スマホは寂しいあなたにささやく。「ねえ、最近、ももいろクローバーの『ピンキージョーンズ』ばかり聴いていない?」。ううむ、好きなんだよ、とあなたは答える。「青春の思い出ってやつ?」。いや、そうじゃないんだがね、メロディーラインがいいなって。「この曲の作曲者を知っている?」。知らないな。「NARASAKIさん。COALTAR OF THE DEEPERSの」。ええ!あのバンドの? 「そう、1枚だけ在庫あるけれど、彼らのCDアルバム買いたくない?」。もちろん、買うに決まっているよ。

 と、やや近未来小説風に書いてみた。しかし、これは遠い世界のことではない。サルトルは、「人間は自由という刑に処せられている」と言った。しかし、あなたはもはや自由に所有したはずのスマホの刑に処せられている、とすら言える状況だ。もはや、あなたの世界はスマホのものだと言えるかもしれない。

 スマホをなくすと、生活できない人がいる。ただ、それは多くの人にとって当然だと思う。なぜならば、スマホは生活基盤そのものだし、ライフログとしての役割を負っている。しかもこれ以降、スマホは単なる生活記録や生活ツールであることをやめ、生活アドバイスツールになろうとしている。

ラストワンマイル~グーグルをめぐる戦争

 現在、主要な戦争が2つある。世界とイスラム国の闘いは、もはや戦争というにふさわしい。そして、もう1つは、ラストワンマイル戦争と呼ばれるものだ。前者は世界政治を、そして後者は世界経済の動向を占う。ラストワンマイルとは、文字通り、「最後の1マイル」の意味だ。ネットショッピングなどで購入された商品を各家庭に配達する行為を指す。各家庭に向けて実際に商品を配送することは、単に「物流」以上の意味を持つ。それらの家庭に向けたインフラを持つことだし、何より、どの層(年齢・性別・地域)が何(商品・時間・価格帯)を購入するかといったビッグデータを得ることでもある。

 例えば、ここ日本でもラストワンマイルに参入が続いており、Yahoo!ジャパンも「すぐつく」なるサービスを開始した。これも、単なるサービスよりも、ビッグデータ取得の側面が大きい。というのも一度ビッグデータを入手してしまえば、広告ビジネスなどに応用が可能だからだ。

 私もこれまでの当連載で「アマゾン受注前予測発送の衝撃」や「ウォルマートは配送に顧客の手も借りる」などでその傾向を書いてきた。

コメント4件コメント/レビュー

続き
宅配水業界のパッケージを開発導入していますが、今回の物流コストの値上で業界用語で云うワンウエイ方式のコストが跳ねあがっていて、エリアにもさゆうされますがワンウエイ方式からリターナブル方式での自社配送の構築を計画している企業もボチボチと。


あるエリア別の定期配送形式をとっているリターナブル方式の企業で、うちのクラウドシステムと
それに付随して連動提供されるWEB配送ツールをアンドロイドタブレットにて運用し、到着・配達完了・留守時(SMS発信機能付)の等の蓄積されたデーターを基に事前に効率の良い配送コースがGoogleMAP APIにて自動作成される機能を活用して、今まで一人の配送員が1日に20-30件の配送がウォーターサーバーのメンテ交換も含めて50-60件と配送件数が可能となっています。

様々な方法はあるかと思いますが、まずは配送効率を高めることが肝要かと。
と、できれば暗証番号付の宅配ボックスの設置。

GoogleMAPにはとてもとても感謝してるのですが、もっと精度を高めるためにはユーザー宅の到着・出発時間のタブレットタップ情報をリアルタイムにコースに反映できれば次のユーザー様への到着予定時間のSMS配信とかコールセンター側でも情報を共有できるのですが...(2017/12/11 03:18)

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「グーグルがしかける物流革命」の著者

坂口 孝則

坂口 孝則(さかぐち・たかのり)

調達・購買コンサルタント

大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買、資材部門に従業。調達・購買関連書籍23冊を上梓。2010年、調達・購買コンサルタントとして独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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宅配水業界のパッケージを開発導入していますが、今回の物流コストの値上で業界用語で云うワンウエイ方式のコストが跳ねあがっていて、エリアにもさゆうされますがワンウエイ方式からリターナブル方式での自社配送の構築を計画している企業もボチボチと。


あるエリア別の定期配送形式をとっているリターナブル方式の企業で、うちのクラウドシステムと
それに付随して連動提供されるWEB配送ツールをアンドロイドタブレットにて運用し、到着・配達完了・留守時(SMS発信機能付)の等の蓄積されたデーターを基に事前に効率の良い配送コースがGoogleMAP APIにて自動作成される機能を活用して、今まで一人の配送員が1日に20-30件の配送がウォーターサーバーのメンテ交換も含めて50-60件と配送件数が可能となっています。

様々な方法はあるかと思いますが、まずは配送効率を高めることが肝要かと。
と、できれば暗証番号付の宅配ボックスの設置。

GoogleMAPにはとてもとても感謝してるのですが、もっと精度を高めるためにはユーザー宅の到着・出発時間のタブレットタップ情報をリアルタイムにコースに反映できれば次のユーザー様への到着予定時間のSMS配信とかコールセンター側でも情報を共有できるのですが...(2017/12/11 03:18)

ラストワンマイル
 ドライバー不足が日本の物流業界を圧迫しこの10月に大幅値上。
 自動操縦、ドローン いつかは使える時代が来るのでしょうが...
 
最近、一気に30分で読んだ本で
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「宅配がなくなる日」 日本経済新聞出版
時間・空間・同時性解消の社会論
宅配ボックス、宅配物受取拠点創造の急務!
ヤマト運輸、コンビニに対してのAmazonの試み!
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宅配物受取拠点にしてもユーザー心理では重量に制限があるかなと?

定年後でも運転が大丈夫な方は自動運転補助機能+危険回避機能付の小型トラックとかバン、
CYBERDYNE等の作業支援用パーツ、CarriRo等の物流支援ロボットを使用すればまだまだ宅配
ドライバーとして活躍できるはずです。(2017/12/11 03:16)

いや、そんな日系企業(日系以外でも)なくて結構です。便利すぎると不便になる。(迷亭寒月)(2014/11/05)

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