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男性上司が知らない女性の思考・行動パターンとは?

キャリエーラ藤井佐和子氏×石田淳対談 第2回

2014年11月17日(月)

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キャリアコンサルタントの藤井佐和子氏(右)と筆者(写真:皆木 優子)

前回からの続き)

石田:女性が持っている思考パターンや行動パターンは、意外に男性は知らないかもしれませんね。他に、男性課長が知らない、そして知っておくべき思考パターンや行動パターンはありますか。

藤井:女性社員は情報共有をしてほしがる傾向があります。男性管理職が思っている以上にこの傾向は強いです。

 女性社員向けの研修で「上司に対して困っていることは何ですか」と聞くと、「情報共有してくれない」という内容が頻繁に挙げられるんです。 その理由を調べてみると、どうやら男性管理職が「これは別に女性には伝えなくてもいいだろう」というふうに勝手な概念を持ってしまっていることが多い。そうすると、やる気も能力もある女性社員たちも、「自分たちは期待されていないんだ」というふうに思ってしまいます。

 加えて、情報をきちんと伝える場合でも、女性はより詳細で明確な表現を求める傾向が強いですね。男性はもともと空間認識能力が高いですから、物理空間においても、抽象空間においても、何がどういう構造になっているかがすぐに理解できます。例えば、組織の動きやお客様の変化を読み取って、人間関係の構図、仕事の流れ、チームの中で自分に何が求められているのか、今度仕事がどう変化しそうかといったポイントが何となく理解できたりするんです。

藤井佐和子(ふじい・さわこ)
キャリエーラ 代表取締役
大手光学機器メーカー海外営業部勤務後、人材総合ビジネスのインテリジェンスにて女性の転職チームリーダーコンサルタントとして、女性の転職をサポート。現在は株式会社キャリエーラを設立し、キャリアコンサルタントとして、女性のキャリアカウンセリング、企業のダイバーシティー、大学生のキャリアデザインをテーマとした研修や講演を行う。カウンセリング実績は1万3000人以上。著書は『女性社員に支持されるできる上司の働き方』(WAVE出版)など多数。日経BP「課長塾」講師も務める。

 一方、女性は男性と比較すると、空間認識が苦手な人が多い。実際、方向音痴で、指さし確認しながら歩いているんです。なので、情報が命なんです。見えていないから、ついつい頑張りどころを間違えちゃう。男性管理職はそれ見るとイライラしてしまう。つまり、男性の管理職からすれば、「見れば分かるでしょう」「言わなくても分かるでしょう」ということが、女性社員にとっては分からないことが多いんです。

 ですから、男性管理職は女性社員に対しては、何が仕事の目的やゴールなのか、プロジェクトでその社員が担う役割は何か、期待している成果は何なのかを明示的に示してあげたほうがいいでしょう。

 実際、私もそうなんです。女性は自分がきちんと理解できる仕事のマップをしっかり描かないと、仕事の流れがよく分からない。それから、一緒に働いているチームメンバーに、しつこいほどにゴールや狙いや目的とか確認しないと不安になります。

仕事内容を分解して説明するとか、求めている役割を明示的に説明する、といった点は、石田さんが専門としている行動科学マネジメントの基本でもありますよね。行動科学マネジメントの考え方を意識している課長であれば、女性の部下に対してもそれほど違和感なく仕事を任せられるのでは。

石田:最近は大手企業を中心に職場に外国人が増えてきていて、以前のようなあうんの呼吸が通じなくなっています。そこで、仕事のゴールや期待している成果をはっきり伝えることが重要になってきています。それと同じですね。

 私もしばしば男性管理職から「男性の部下はこれをやっておけよと言えば、それで済む。でも、女性の部下の場合、何のためにこれをやって、どういうふうにやるのかって細かく言わなくちゃいけない」という悩みを打ち明けられます。その背景が今のお話を聞いて理解できました。

 それがいいか悪いかという話ではなく、女性ならではの特性なのでしょうね。

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「男性上司が知らない女性の思考・行動パターンとは?」の著者

石田 淳

石田 淳(いしだ・じゅん)

ウィルPMインターナショナル社長

行動科学マネジメントの第一人者。行動分析、行動心理を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものにアレンジ、短期間で8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者などから支持を集める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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