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ハーバードの学生がマクドナルドでトイレ掃除をする理由

スティーブン・ロジャーズ教授に聞く(3)

2014年11月21日(金)

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スティーブン・ロジャーズ Steven Rogers
ハーバードビジネススクール上級講師。専門はマネジメント。MBAプログラムにて、「フィールド3」(起業実習)、エグゼクティブプログラムにて、起業ファイナンスを教える。2012年までの17年間、ノースウェスタン大学ケロッグスクール・オブ・マネジメントにて教鞭を執り、史上初めてMBAプログラムの最高の教授賞を2回受賞。大学卒業後、UNCベンチャーズ、カミンズ・エンジン、ベイン・アンド・カンパニー等を経て起業。製造業と小売業の二社を運営した。近著に“Entrepreneurial Finance, Third Edition: Finance and Business Strategies for the Serious Entrepreneur” (McGraw-Hill, 2014).

シカゴ郊外の貧しいスラム街で生まれ育ったスティーブン・ロジャーズ教授。その人生はまさにアメリカンドリームだ。14歳のときに国内最難関といわれる奨学金試験に合格。その後、高校、大学と名門校に進み、1985年、ハーバードビジネススクールでMBAを取得した。高校時代は清掃のアルバイトをし、ハーバード時代はマクドナルドで働いた苦労人だが、自らの能力と前向き思考で逆境を乗り越え、起業家、教育者として大成功した。

なぜ教授は貧困から抜け出して、アメリカ社会で成功することができたのか。教授の専門である起業論とともに人生論についても聞いた。

(2014年6月26日 ハーバードビジネススクールにてインタビュー)

佐藤智恵(聞き手)
1970年兵庫県生まれ。1992年東京大学教養学部卒業後、NHK入局。報道番組や音楽番組のディレクターとして7年間勤務した後、退局。2000年1月米コロンビア大学経営大学院留学、翌年5月MBA(経営学修士)取得。ボストンコンサルティンググループ、外資系テレビ局などを経て、2012年より作家/コンサルタントとして独立。2004年よりコロンビア大学経営大学院の入学面接官。ウェブサイトはこちら

佐藤:貧しいコミュニティー出身であるという逆境をものともせず、成功できたのはなぜだと思いますか?

ロジャーズ:幸運なことに私は幼いころから知力に恵まれ、その知力がチャンスを与えてくれました。母は貧しい中でもしつけに厳しく、教育の価値を信じていました。そういう母のもとに生まれたのも幸せに思っています。

 そして何よりも私には成功したいという強い意志がありました。奨学金をもらうためだったら何でもやりましたよ。ABCプログラムも2回挑戦しました。別の地区のプログラムを受けて不合格になっていたのですが、翌年再挑戦して合格したのです。思えば、アメリカンフットボールでも、奨学金試験でも、私の人生は勝負の連続でした。自分から競争に参加して、負けても立ち上がってきました。一度「ノー」と言われたからといって、扉が閉まるわけではないと信じて生きてきたのです。

高校、大学とアメフト部で活躍した(写真はウィリアムズ大学アメリカンフットボールチーム(1979年撮影)34番がスティーブン・ロジャーズ教授)

佐藤:先生のポジティブなマインドセットは生まれつきですか?

ロジャーズ:もともと、私は物事の中にポジティブな面を“見つける”のが得意なのです。これも天から与えてもらった才能かもしれません。人間なので私もたまにネガティブなことを考えたりもしますが、そのときは客観的に自分を見て、「私は前向きな人間なのだ。悪いことなど起こらない」と言い聞かせています。

 特に年齢を重ねた今は、世の中に貢献する機会も多くなり、ポジティブな気持ちを持つことがより大切になってきました。自分がポジティブじゃないと、他人を幸せになどできませんよね。

起業家になるためにハーバードへ

佐藤:子どものころ、将来、自分はハーバードビジネススクールの教授になるだろうと想像したことはありますか?

ロジャーズ:全く想像さえしていませんでした。高校時代は、叔父が弁護士だったので、弁護士になろうと思っていました。大学時代も、その他によい職業も思いつかず、弁護士をめざしていました。大学卒業後、縁あってカミンズ・エンジン社という大企業に就職したことをきっかけに、ビジネスの面白さに目覚め、経営者という職業に興味をもちました。そこで、経営者になるにはどうしたらいいかと研究してみると、大企業のトップは皆、MBAを取得していることが分かりました。そこで、「MBAを取得しよう」と思ったのです。

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「ハーバードの学生がマクドナルドでトイレ掃除をする理由」の著者

佐藤 智恵

佐藤 智恵(さとう・ちえ)

作家/コラムニスト/コンサルタント

1992年東京大学教養学部卒。NHKにて番組ディレクターを務めた後、2000年1月米コロンビア大学経営大学院留学、翌年5月MBA取得。ボストンコンサルティング、外資系テレビ局などを経て2012年独立。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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