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クイズ王に勝った人工知能、今度は料理の独創レシピ

ワトソン、君はどこまで進化するのか

  • Mary Beth Albright

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2014年11月13日(木)

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米国テキサス州でエキゾチックな料理をふるまうIBMのワトソン・フード・トラック。コンピューターがいかに料理を創作できるかを試みる。(Photograph courtesy IBM/Creative Commons 2.0)

 先日、米国ニューヨーク市で開催されたパーティーで、独創的な料理が振る舞われた。枝豆、アンズ、カルダモンをきかせた芽キャベツを巻いたチョコレートブリトー。料理を指揮したのはソフトウェア技術者のフロリアン・ピネルだったが、レシピを考案したのは彼ではない。IBMの人工知能「ワトソン」だ。

 ワトソンは、2011年に米国の有名クイズ番組で人間のクイズ王に勝利したコンピューターとして知られている。この戦いでワトソンは、インターネットに接続されていない状態で、自然言語で示された問題から解答を導いてみせた。その際、この人工知能が使ったのは研究者が事前に入力しておいたデータのみ。そこには一般的な情報だけでなく、だじゃれや同音異義語、スラングの使い方なども含まれていた。

 ワトソンは単なる知識のデータベースではなく、データを処理し、仮説を立て、過去の失敗にもとづいてプロセスを修正することができる。この3つの能力が1つのマシンに備わっていることが、ワトソンならではの強みなのである。

ドクター、スポーツ監督、シェフにも

 2014年、IBMはニューヨーク市にワトソンのための家を建てた。建築家の槇文彦が設計した12階建てのガラス張りのビルで、そのオープニングパーティーではワトソンの多彩な能力がお披露目された。
 「ドクター・ワトソン」は、医学研究データと個々の患者の症状にもとづいて病気を診断し、将来的には治療法の提案も目指す。「コーチ・ワトソン」は、統計データの処理を補助して、プロのスポーツ監督が目標を達成するのを支援することができる。そして「シェフ・ワトソン」は、レシピ、流行、味つけ、食品の成分、文化的・民族的好みを分析して、まったく新しい料理を作り上げる。

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