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香港のワインオークションで史上最高の落札額

ブルゴーニュ人気が続くも、銘柄により温度差も

2014年11月14日(金)

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オークション会社大手のサザビーズは10月4日、香港でブルゴーニュワインを目玉にしたオークションを開催した

 世界中のワイン関係者の注目を集めたサザビーズのオークションが10月上旬、香港で開催されました。私もこのオークションに参加してきたので、今回はその様子や香港のワイン事情をレポートしたいと思います。

 今や香港は、世界のワインオークションの中心と言っていいでしょう。香港でのオークションの動きは、世界のワインの動きの最先端といっても過言ではありません。中国マネーを狙ったワインオークションが香港で盛んにおこなわれており、今回も落札額が史上最高となるロットが出るなど盛況でした。

 最近、中国では、習近平国家主席による腐敗防止の動きを受け、高級ワインへの需要は以前に比べて減っていると言われています。その影響からか、ワイン全体の動きも落ち着きがみえてきた最近の香港市場ですが、中国マネーを狙ったワインオークションは香港でいまだ盛んにおこなわれています。今、そんな中でも、ワイン人気を牽引しているのがフランス・ブルゴーニュ産のワインです。

高まる中国・香港のブルゴーニュ熱

10月初旬の香港は、学生の大規模なデモが繰り広げられていた

 中国・香港のワイン市場は、2000年代を通じて5大シャトーに代表されるボルドーが人気を牽引してきました。しかし、2011年末にボルドー人気が頂点を迎えた後は、市場はボルドーからブルゴーニュに変わってきました。

 ブルゴーニュ熱を誰もが実感したのが、2012年2月に香港で開催されたクリスティーズ主催のアンリ・ジャイエの蔵出しオークションです。アンリ・ジャイエは、“ブルゴーニュの神様”と呼ばれるワイン造りの名手で、2006年に亡くなった後、人気が急上昇しています。今では、「ロマネ・コンティ」を産するDRC(Domaine de la Romanee-Conti)社のワインと並ぶ人気となっていますが、一般のワイン好きに名前が通っているわけではないので、2012年当時は、オークションが成功するかどうかは疑問視する声もありました。ところが、落札予想価格をはるかに超える額で入札が入り、落札率は100%となりました。すべてのワインが落札されたわけで、これは非常に盛況だったことを意味します。

 2012年以降は、メディアの予測どおり中国・香港の市場は完全にボルドーからブルゴーニュに移りました。特に生産量が少ないDRCやアンリ・ジャイエに人気が集中しました。

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「渡辺順子のワインの「美学」「経済学」」のバックナンバー

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「香港のワインオークションで史上最高の落札額」の著者

渡辺 順子

渡辺 順子(わたなべ・じゅんこ)

プレミアムワイン代表取締役

2001年からクリスティーズでワインオークションに携わる。クリスティーズでアジア人初のワインスペシャリストとして活躍。オークション文化、ワイン文化を日本に広めている。アメリカソムリエ協会・ソムリエ認定

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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