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「永守流」以外にもお手本

エンジニアを顧客に3年間レンタル移籍させる意味

  • 江村 英哲

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2014年11月17日(月)

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 11月17日号の特集「社長が選ぶベスト社長」でトップに選ばれた日本電産の永守重信社長。「歩く教科書」として永守社長の経営手腕を参考にする経営者は多い。産業用ポンプメーカー、酉島製作所の原田耕太郎社長もその一人。「永守流」の情報収集法を取り入れることで商機を逃さなくなった。実はもう1人、参考にしている経営者がいる。DMG森精機の森雅彦社長だ。森社長から「レジデント・エンジニア」という考え方を聞き、さっそく導入して成果を上げているという。独立系メーカーの生き残りを賭けた経営について原田社長に聞いた。(聞き手=江村英哲)

日本電産の永守重信社長の経営手法のほか、DMG森精機の経営手法にも注目されたのはなぜですか。

原田耕太郎(はらだ・こうたろう)社長
1961年10月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、英バース大学大学院でMBA(経営学修士)を取得。84年、大和銀行(現・りそな銀行)に入行。97年に酉島製作所へ入社。99年取締役に就任。2001年に常務取締役・営業本部長、2004年に代表取締役・専務営業本部長を経て、2006年から現職。海外市場への拡大路線から、収益性の改善を重視した経営へかじ取りしている。(写真:小倉正嗣)

原田:関西を中心に経営哲学や手法を伝える組織はいくつかありますが、日本電産の永守社長にはそうした集まりがありません。会社としては(日本電産と)製品の共同開発をしたこともあります。ただ、永守社長とはまだ直接お話をする機会がありません。書籍などを拝読してその中から経営手法などについて学んでいます。

 そんな中でDMG森精機の森雅彦社長とは、実際によくお話をさせていただきます。現場をよく見て回られる方で、当社の生産現場にも来ていただいたことがあります。「こんな機械はどうですか?」と勧められることもありますよ。とくに森社長はドイツの会社と合併を経験されるなど、外資系企業との付き合い方にも知識があるので、海外での企業運営などについて相談をしているのです。

DMG森精機の経営手法で取り入れた内容はありますか。

原田:実は森社長のやり方を一部、まねさせてもらっています。「レジデント・エンジニア」という制度です。これは自社の技術者を3年間ほど顧客企業に送る仕組みです。「3年間は自由に使ってください」とお願いするのです。

 こうした技術者は、公平な視点で顧客企業の設備投資や機械のメンテナンスを手掛けます。つまり、他社の製品でも良いと思った設備や部品を購入して、最適な工場運営を手助けするのです。初期投資のコストが高ければ、競合の製品を勧めることも多くなります。

 なぜ、敵に塩を送るようなアドバイスをするのか。それは、顧客企業の一員となることで本当のニーズを体験し、3年間のレンタル期間が終わった後には、顧客側の視点に立った技術開発ができるようになるからです。

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