ナリタ・ハネダを経由しない訪日客が急増する?

地方空港は「地方創生」の切り札になれるか

フジドリームエアラインズ(FDA)は2008年設立の新興航空会社。大手が撤退した不採算路線に参入、採算路線として復活させる地方空港の救世主。現在、名古屋小牧、富士山静岡、福岡、信州まつもと空港を拠点に、地方都市間を結ぶリージョナルジェット機を運航。画像提供:(株)フジドリームエアラインズ

 外国人の入国の9割以上を空路に依存する日本。訪日外国人客2000万人の目標を掲げる中で課題となっているのが、旅行需要が集中する都市の交通機関や宿泊施設の供給能力です。中でも羽田、成田の首都圏空港のキャパシティ問題は大きなボトルネックです。

 2012年の羽田空港の発着回数は39万回、成田国際空港は21万回。今後それぞれ発着枠を拡大し、2015年には合わせて74.7万回を確保する予定ですが、その枠も早ければ2022年にも超過する恐れがあります。首都圏空港への一極集中はいずれ訪日観光の失速を招きます。需給ギャップを解消するには首都圏空港のさらなる拡充を図るか、旅行需要の地域への分散化を図る必要がありますが、いずれの道もそれほど容易ではありません。

 首都圏空港の拡充については2000年前半、国交省に「首都圏第3空港調査検討会」が設置され、8つの候補地を選定し検討評価がされましたが、結果は暫定的な羽田空港の再拡張という結論で今日に至ります。国では首都圏空港の機能強化を検討していますが、手詰まり感は隠せません。空港処理能力は滑走路の数だけでなく、地上施設のキャパシティ、空域構成、騒音問題などの制約を受けます。羽田、成田の機能拡大には自ずと限界があり、首都圏一極集中という構造的問題を解決するものでもありません。

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著者プロフィール

水津 陽子

水津 陽子

合同会社フォーティR&C代表

経営コンサルタント。合同会社フォーティR&C代表。地域資源を活かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究、執筆等を行っている。

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いただいたコメントコメント7件

首都圏空港という考え自体に、大きな抜け穴がある。東京上空ははどこが管制しているのか?茨城空港はあるが、なぜ北関東に空港がないのか?答えは横田基地だ。横田基地の返還、横田飛行場の拡充、国際空港化こそが、真の首都圏空港であり、真の都内空港と言えるのだ。(2014/11/30)

全然実際に即していない。ハブ空港はどこか?という発想がないのが日本人の問題点だ。日本エリアの国際的ハブ空港はどこですか?成田?羽田?関空?違う違う。日本エリアのナンバーワンであるハブ空港は、インチョンですよ。海外から日本に誘致したければ、インチョン空港をハブとした地方空港の輸送を考えるのが、一番ですよ。小生は海外からの観光客を誘致するのは、地元のためにならないと思うし、一部の儲けにすぎず、日本全体の経済に対する波及効果は小さいと思う。(2014/11/29)

地方にいるとハネダ、ナリタに行くだけで1日と費用がかかる。アシアナ航空で仁川まで行き、ロンドン直行便に乗り換えたら、朝自宅を8時に出てロンドンのヒースローのその日の夕方4時に着いた。もちろん時差のこともあるが費用と時間に無駄が無く、出発した日の夜6時にはピカデリーサーカスに出てミュージカルを見ていた。(2014/11/29)

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