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「大企業にイノベーションは起こせない」は間違い

IDEOのCEO、語る(1)

  • 三橋ゆか里

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2014年12月8日(月)

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「デザイン」は経営や新規事業の開発にも役立つ――こうした考え方が日本企業でも浸透してきた。そんな中、「デザイン思考」の先駆者であるアメリカのデザイン・コンサルティング会社「IDEO」のCEO(最高経営責任者)、ティム・ブラウン氏が来日し、慶応義塾大学にて講演を行った。聞き手は、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科の委員長、稲蔭正彦氏だ。

稲蔭:昨今、重要なビジネス上の課題や社会の問題を解決するために、「クリエイティブな力」の重要性は増す一方です。地理的な国境や、教育とビジネスとの間にある垣根などを越えて、クリエイティブな力の可能性を模索する動きが活発になってきています。その結果、デザインにかかわる人たちだけでなく、社会全体において「デザイン思考」への注目が高まっていますね。

「デザイン思考」を提唱するデザイン・コンサルティング会社、米IDEOのCEO、ティム・ブラウン氏。1987年にビル・モグリッジ率いるデザイン会社ID Twoに入社。1991年、三社合併によりIDEOとなった後は、サービス・インタラクション・エクスペリエンスのデザインに関わり、同社のヨーロッパ部門を統括。創業者のデイヴィッド・ケリーから2001年にCEOを引き継ぐ。

ブラウン:まず、本題に入る前に、今日、こうして皆さんとこの場を共有できることを嬉しく思います。前回の来日から2、3年が経ちますが、また東京に帰ってくることができて嬉しいです。東京は、私にとって世界でも最もインスピレーションに溢れた都市の1つですから。

稲蔭:では、さっそく本題です。デザイン思考は、日本でも非常に注目されており、多くの企業や個人がデザイン思考のアプローチを実際に活用しています。ティム・ブラウンさんがCEOを務めるアメリカのデザイン・コンサルティング会社「IDEO」は、このデザイン思考の方法論を確立したことで知られています。

 デザイン思考を活用して商品やサービスを作る時は、アイディアを付箋に書いて壁に貼り付けたり、ブレインストーミングを行ったりすることがよくあります。でも、デザイン思考とはそういったことだけではありませんよね。IDEOではデザイン思考をどのように考えていますか?

デザイン思考とは「疑問」を突き詰めるためのもの

デザイン思考を提唱するIDEOの創業者兄弟、デイヴィド・ケリーとトム・ケリーによる著書『クリエイティブ・マインドセット

ブラウン:私たちにとってデザイン思考とは、「デザイナーや創造性豊かな人たちが、直感的に行っているデザインの行為を総称するもの」です。デザイナーは常に好奇心を持っています。人はなぜ、AではなくBを好むのか。自分たちはなぜ、あのとき違うやり方を思いつかなかったのか。世の中はどうして、こういう仕組みになっているのか。こうした好奇心が「疑問」に変わり、その疑問を突き詰めるために、絵を描いたり、ブレインストーミングしたり、ワークショップをしたりといったプロセスを通じて、アイディアを探るのです。疑問を持ち、発見し、探求し、定義することで、ソリューションを見つけていく。そうした過程を経ることで、集めたデータや情報をアクションに変えることができます。

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