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日本は「クリエイティブな起業家」に投資しよう

IDEOのCEO、語る(2)

  • 三橋ゆか里

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2014年12月15日(月)

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日本のクリエイティブ産業はグローバルな側面が弱い。伝統工芸などにも投資すべき。IDEOのCEO、ティム・ブラウン氏は語る。どうすればクリエイティブな起業家の成功モデルを作れるのか。慶應義塾大学大学院教授の稲蔭正彦氏が聞く。

稲蔭:「クリエイティブ経済」についてお伺いします。21世紀においては、クリエイティブな力があらゆる経済の一部となり、その価値を高め、様々な課題解決にも役立つようになりました。そうしたクリエイティブ経済を上手く機能させている国や都市で参考になる例はありますか?

ブラウン:まず、クリエイティブ経済そのものを定義する必要があるでしょう。これまでクリエイティブだとされてきたメディア、ゲーム、建築、文化といった業界と、創造的な活動が混ぜ合わさったもの、とここでは考えましょう。例えば、イギリスの労働人口の4.3%をクリエイティブ業界が占めており、建設と金融業界などを足したものより大きいと言われています。

「デザイン思考」を提唱するデザイン・コンサルティング会社、米IDEOのCEO、ティム・ブラウン氏。1987年にビル・モグリッジ率いるデザイン会社ID Twoに入社。1991年、三社合併によりIDEOとなった後は、サービス・インタラクション・エクスペリエンスのデザインに関わり、同社のヨーロッパ部門を統括。創業者のデイヴィッド・ケリーから2001年にCEOを引き継ぐ。

 韓国政府は15年ほど前、クリエイティブな力の重要性を認識し、ソフトパワーを推進するようになりました。以来、音楽や映画に力をいれ、「K-POP」などを排出して大きな消費を生んでいます。韓国という国をクリエイティブ経済へと押し上げたのです。日本でも同じような動きが進んでいます。また、テキサス州のオースティンもいい例ですね。音楽、その中でもライブ、映像、インタラクティブメディアに力を入れることで、SXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)という巨大なイベントを開催するようになり、経済を活性化させています。

世界中で富を生むクリエイティブ産業

デザイン思考を提唱するIDEOの創業者兄弟、デイヴィド・ケリーとトム・ケリーによる著書『クリエイティブ・マインドセット

ブラウン:クリエイティブ産業は、巨大な成長産業です。 シリコンバレーも、当初はテクノロジーやエンジニアリングが主流でしたが、今ではその多くが、クリエイティブ主導に変わっています。最近では、スタートアップの創設者がデザイナーであることも珍しくありません。既存のテクノロジーの上にどんなエクスペリエンス(体験)を提供するかという視点を持ったサービスが多いのです。

 また、世界各国で、クリエイティブ産業への投資も増えていますね。フィンランド政府は技術大学と芸術大学を合わせた新しい機関を設立しましたし、シンガポールもクリエイティブ経済への投資に積極的です。

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