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こんな会社が“金星”を挙げる

錦織圭や高梨沙羅らとの「共通点」

  • 日経ビジネス編集部

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2014年12月8日(月)

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 日経ビジネスは12月8日号で、「小さくても強い」企業の秘訣に焦点を当てた「小よく大を制す」という特集を組んだ。その取材を通じて、身長や体力などで劣りながらも、世界を舞台に活躍するスポーツ選手との共通性が浮かび上がった。

 具体的には、「俊敏性」「一点突破」「視点の転換」「柔軟性」の4つである。

 相手より素早く動く「俊敏性」で活躍するテニスプレーヤーの錦織圭選手。的確な進路を瞬時に見極め、鋭いドリブルで敵を「一点突破」で抜き去るサッカーのリオネル・メッシ選手…。4人のトップアスリートを引き合いにしながら、大企業を相手に“金星”を挙げた中小企業を紹介する。

“俊敏性”ではねのける錦織圭タイプ

男子テニス界で世界トップ5入りを果たした錦織圭選手(写真=Getty Images)

 世界のテニス界は過去10年間、セルビアのノバク・ジョコビッチ選手を筆頭とする「ビッグ4」が支配してきた。だが、2014年の全米オープンテニスでアジア勢初の決勝進出を果たすなど、ここに風穴を開けつつあるのが、日本の錦織圭選手だ。

 武器にするのは「俊敏性」。体格差をはねのけるには、敵より素早く動かねばならない。そんなスタイルで共通するのが、電動バイクの製造を手掛けるテラモーターズ(東京都渋谷区)だ。2010年の設立から2年で、国内市場で首位に立ち、すぐさま世界市場へと打って出る。2014年9月にはベトナムで高級電動バイクを投入するなど、ペースを一層速めている。

 「ホンダやヤマハ発動機など日本のバイクメーカーは、世界では圧倒的な勝ち組だ。それだけに、今のビジネスモデルを捨てられない。付け入る隙は必ずある」

 テラモーターズの徳重徹社長は、大手の数倍のスピードで動き回れば、その牙城を崩せると信じている。そう、錦織選手がやってのけたように。

法人向け電動バイク「BIZMO2」の傍らに立つ、テラモーターズの徳重徹社長。静粛性などを売り物に、日本国内の宅配業者向けに売り込む(写真=陶山 勉)

 バイクの動力がガソリンエンジンからモーターとバッテリーに置き換われば、業界構造はがらりと変わる。従来のバイクよりも部品点数が少ないため、安い投資で新規参入できる。競合する大手と違い、過去からの取引先に気を使うことなく、最適なビジネスモデルをゼロから構築できる利点もある。従来型バイクとの食い合いを恐れ、「イノベーションのジレンマ」に悩む大手が相手なら、ベンチャーでも十分勝ち目があると踏んだわけだ。

 読みは的中した。最安で10万円を切る「SEED」を投入すると、2011年に約3000台を販売。「電動バイクは高い」というイメージを覆し、国内シェアトップに躍り出た。「現在でも首位を守っている」と徳重社長は胸を張る。

 国内でトップシェアを獲得するや否や、徳重社長はベトナムへと飛ぶ。

 日本で年間に売れるバイクが40万台程度なのに対し、ベトナムのそれは約300万台。近隣諸国を加えると、市場規模はその数倍に達する。燃料代の高騰と環境汚染を考えれば、電動バイクの需要が劇的に伸びるのは確実だ。こうしたニーズを取り込むには、中国の提携工場への生産委託では不十分。主戦場と位置付ける東南アジアで勝ち抜くために、ベトナムで自前の製造工場の建設に踏み切った。

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