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ひらめきから一気にトップシェア

薬局や環境ビジネス支える横綱企業たち

2014年12月9日(火)

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日経ビジネスは12月8日号の特集「小よく大を制す」で、大企業も顔負けの中小企業の強さの秘密を解説した。こうした中小企業は、今をときめくスポーツ選手のごとく、「俊敏性」「一点突破」「視点の転換」「柔軟性」を武器に成長を遂げている。

 本稿ではこのうち、「視点の転換」や「柔軟性」のある発想から生まれた“ひらめき”から、大手に先んじてユニークな事業を展開している企業を紹介する。

 「こんにちは、お加減はいかがですか」

 調剤薬局の窓口で処方箋を出すと、米アップルのタブレット「iPad」を持った薬剤師が近寄って声を掛けてくる。「今飲んでいるお薬はありますか?」「ご自宅に余っている薬は?」などと患者の状態などを聞き取り、iPad に入力していく。その内容は調剤室にいる薬剤師が持つiPadにも表示され、調剤が行われる。

グッドサイクルシステムが提供するiPadで使える薬局の業務用ソフトは、スタッフと患者のコミュニケーションを活発化し、待ち時間を少なくする効果もある(写真=阿部 勝弥)

 入力された患者の情報は「薬歴」と言い、いわば薬局のカルテ。このiPadで使える薬歴のソフトウェアを、2010年に日本で初めて作ったのが、東京都渋谷区に本社を置く従業員80人ほどのIT(情報技術)ベンチャー、グッドサイクルシステムだ。

 現在の主力商品であるこの「GooCo(グーコ)」は2012年の発売以来、導入する薬局数を順調に伸ばし、2014年11月現在で、1000 薬局に迫る。グッドサイクルシステムは2014年2月期に売上高9億8765万円、経常利益3927万円と3期連続の増収増益。グーコによる売上高は全体の5割を占め、事業の大きな柱に成長している。

 薬歴のソフトは、パナソニックヘルスケアや三菱電機インフォメーションシステムズといった大手メーカーが開発を手掛ける。だが、そのほとんどが薬局のカウンター内にある据え置き型の共用パソコンで入力する仕組みになっている。つまり、冒頭に紹介したように、薬局のスタッフが患者のところで会話しながら入力することは難しい。大手メーカーはグッドサイクルシステムの後を追うように、iPadで使えるソフトの開発を進めるが、グーコのように入力と閲覧ができる競合品は、まだ現れていない。

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「小よく大を制す」のバックナンバー

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「ひらめきから一気にトップシェア」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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