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「金融」を超え、「おもてなし」で心をつかむ

「日本流」で勝負! 大和証券編

2014年12月17日(水)

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 物価が高いこと、治安がいいことに加えて、もう1つシンガポール国の特徴が金融業者が多数集まっていることだ。銀行、証券を問わず、世界の大手金融業はいずれもシンガポールに拠点を持っている。

「シンガポールに富裕層が居住している理由の一番は相続税がゼロということでしょう。また、金融商品で得た利子に対して課税されないこともあります。しかも、治安がいいから子供を連れてきても安心です。富裕層のファミリーが移り住んできている国なので、我々、金融業が拠点を置いているのです」

負けず嫌いのザ・セールスマン

 語るのは山本幸司。39歳。妻子とともに大和証券のシンガポール法人に赴任して2年が過ぎた。

大和証券のシンガポール法人で働く山本幸司さん。「日本流」のサービスで需要開拓を目指す。(写真:原隆夫、以下同)

 静岡で生まれた山本は高校時代は野球部、学習院大学理学部物理学科に進学してからは体育会でアメリカンフットボールをやっていた。

 学習院といえば、皇族も通うお坊ちゃん学校で、そのうえ物理学科だから、秀才なんですねと言ったら、山本は激しく首を振った。

「いえいえ、物理が専門と言っても、アメフトしかやっていませんでしたので、他の同級生とは異なる存在でした」

 彼の身長は180センチで、体重は85キロ。性格は明るい。何も尋ねなくとも、趣旨をくみ取って、どんどん話をしてくる。

「就職活動はちょうどITバブルの少し前でした。吉祥寺支店に配属になって、その後は名古屋支店へ異動。それから組合の役員をやり、シンガポールに来る前は銀座支店で勤務。ずっと前線で営業していました。ザ・セールスマンです」

 体育会系の彼は負けず嫌いだった。

「人より早く課長代理になりたい。人より多くのボーナスがほしい」と、新入社員の頃から、ひたすら仕事に打ち込んだ。不眠不休で頑張ったこともあって、営業成績は良かった。同期入社が100人いた中で、常にトップもしくは2番目という結果を残すことができた。

新刊! 新しい働き方、考えてみませんか?
アジアで働く いまはその時だ

「来週からベトナムに行ってくれ」。そんな辞令は、もはや珍しくない。チャイナ・プラス・ワンと呼ばれる東南アジアの国々への日本企業の関心は高く、明日、あなたに白羽の矢が立つかもしれない。

そこは、どんなところで、何を知っておくべきか。本書は、ベトナム、タイ、インドネシア、ミャンマー、シンガポールで奮闘するビジネスパーソンたちの生の声を追った現地報告である。そこには様々な苦労があり、確かな手応えがある。閉塞する日本から飛び出し、「オレ、この国で絶対成り上がりますから」と語る青年の目に見えているものを、明日のあなたのために、知ってほしい。

当コラムは、本書のシンガポール編から特別公開したものです。

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「「金融」を超え、「おもてなし」で心をつかむ」の著者

野地 秩嘉

野地 秩嘉(のじ・つねよし)

ノンフィクション作家

1957年、東京生まれ。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。人物ルポ、ビジネス、食、芸術、海外文化など幅広い分野で執筆。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長