• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

デザイン・シンキングで世界初の製品を作ったリコー

1回のシャッターで360度空間画像を撮影

  • 日経デザイン編集部

バックナンバー

2014年12月24日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

リコーがデザイン・シンキングの手法で開発した製品が「THETA(シータ)」である。「世界初の画像インプットデバイス」と呼べる画像入力装置で、上下左右の360度空間を1回、シャッターを切るだけで撮影できる。販売後も製品のサイトをユーザーの視点で何度も見直すなど、これまでとは異なる開発・販売体制を推進。新しい市場の創造に結び付いた。

デザイン・シンキングの手法で開発したリコーの「THETA(シータ)」

 1回シャッターを切るだけで、撮影者も含む上下左右の360度空間(全天球)画像を撮影できるリコーの「THETA(シータ)」。画像はWi-Fi経由でスマートフォンに転送し、専用アプリで閲覧できる。2013年11月に発売され、「世界初の画像インプットデバイス」と銘打った製品の背景にあったのがデザイン・シンキングの手法だ。

 リコーでは今までの開発体制を見直し、デザイナーが上流工程の段階から関わるようにしてきた。2014年4月に開発プロセス革新本部が発足すると、総合経営企画室の傘下にあった総合デザインセンターを移管して開発効率の向上につなげた。「機能や形だけではなく、顧客が体験する価値をどう伝えるかがデザインの重要な役目になっている。そうした視点で開発を支援できる体制にした」(開発プロセス革新本部の塩田玲樹・総合デザインセンター所長)。

 
「THETA」で撮影すると、上下左右の360度空間を1回で入力できるようになる

「デザインディレクター」を設置

 THETAの開発では「デザインディレクター」という役割を初めて置いた。開発に関わるだけでなく、サイトやカタログといった部分までカバーし、顧客に製品の特徴を的確に訴求するのが役目だ。

 THETAは技術シーズ先行型の製品で、新しい光学技術の開発がきっかけだった。2枚の超広角レンズを組み合わせれば全天球イメージを撮影できると分かり、2010年夏に要素開発がスタート。研究部門も巻き込みボール紙で試作品も作ったが、当初はどんな用途に使うか分からなかったと言う。

 2012年9月、製品化に向けたプロジェクトが本格化した。チームはまずIT分野のオピニオンリーダーに意見を求めた。当時、全天球イメージを作るには複数の画像を合成する必要があった。このため全天球イメージを撮れるというアイデアに関心は高かったが、一般ユーザーが扱えるものではない、といった意見もあった。

コメント0

「デザイン・シンキング元年2015」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

高齢者に配るお金はあるが、少子化対策のお金はないと言うのは、おかしいでしょう。

小泉 進次郎 衆院議員