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2015年価値変化・国の形が大きく変わり始める

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2014年12月24日(水)

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 2015年、世界はどうなるのか。日経BP社は英Economistから独占翻訳権を得て、『2015 世界はこうなる The World in2015』を発行しました。世界各国の政治、紛争、諸問題、産業を展望する記事を50本選んで翻訳しています。世界81カ国、14業種の2015年に関するデータ集を掲載。さらに日本のビジネスリーダーにとって重要と思われる12のテーマについて経営者やコンサルタントの方々に予測と対策を寄稿いただきました。その中から盛之助の川口盛之助代表取締役社長による、「価値の変化をとらえるアプローチ」に関する寄稿を以下に掲載します。

 エマージング諸国の本格的な台頭が始まり、日本の貿易赤字が拡大するのと軌を一にするように、日本のソフトコンテンツは世界で存在感を高めている。アニメなどのJポップカルチャーだけでなく、伝統的な日本料理も世界無形文化遺産に登録され、先端科学の分野でも直近のノーベル賞獲得ペースは米国に次ぐ世界第二位という堂々の存在感だ。鼻息の荒い新興諸国も容易には追いつけない高みと言えよう。

 我々はいよいよ欧米へのキャッチアップ構造を卒業し、価値そのものを創造提案する側へと成熟しつつあるのだ。2015年とはまさに国の形が大きく変わり始める変曲点になるだろう。

 他に先駆けてイノベーティブな価値を生み出すには、「価値の変化」に対する理解が不可欠となる。それには個々の事象の予測ではなく、価値全体がどう動いているのかを俯瞰して見るセンスが求められる。

時代を牽引するテクノロジーの変遷を把握する

 全体把握にあたっては2つの視点が有効である。まず、各時代を牽引するテクノロジーの変遷についてライフサイクル視点で捉える。

 200年前に出現した蒸気機関は英国の隆盛を支え、100年前に実用化された電動機や内燃機関は世界の中心を新大陸へと動かした。そして50年前に発明されたトランジスタの能力を商業的価値としていち早く収穫に結び付けたのが日本であり、メカトロニクス分野での活躍は日本に外貨と自信をもたらした。

技術のS字型ライフサイクル

 しかし時代を担う主役はデジタル技術やソフトあるいは情報サービスへと移行している。これらの技術は現在「露天掘り」のようにビジネス化、すなわち換金されつつある。

 まさに「時代の主役」と呼べる技術だが、その基盤は完成の域に至っておりすでに収穫期に入った。ヤフーからツイッターに至る革新的なプラットフォームはことごとく1994年以降の12年間に米国で生みだされたものだ。

 次世代の牽引テクノロジーは、限りなく人間宇宙に肉薄することを特徴としている。ハード領域では生体や細胞を扱う生化学であり、ソフト分野では、脳神経や代謝に関わる生体信号とデジタル信号との結節を目指す。バイオ創薬や臓器生産を実現化しつつ、拡張現実(AR)やニューロマーケティングのように、ICT(情報通信技術)の最前線は脳の中へと侵入してくる。

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