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先住民が重宝した、クランベリーの歴史

戦争さえも引き起こした魅惑の食材

  • Rebecca Rupp

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2014年12月24日(水)

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PHOTOGRAPH BY CHRIS JOHNS/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE

 『森の生活』で知られる米国の作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローは1849年、処女作『コンコード川とメリマック川の一週間』が大量に売れ残り、大きな借金を背負うことになった。悩んだソローは、クランベリーをニューヨークで販売し、返済に充てるというアイデアを思いつく。そこでまず、ボストンのマーケットで「計り知れないほど大量」のクランベリーを仕入れ、ニューヨークへ運搬するための船も確保した。ところが最後の段になってソローは落胆することになる。なんと、ニューヨークにおけるクランベリーの販売価格は、ボストンのそれに比べて低かったのだ。

 落ち込んだソローは、家族が経営していた鉛筆工場の鉛筆を販売し、何とか100ドルの借金を完済したと言われている。

薬として、タバコとして

 ソローを落胆させたベリーは、アメリカ原産のクランベリー。リンゴンベリーやヨーロッパのクランベリーなどを親戚に持つが、他の品種よりも群を抜いてたわわに実ることで有名だ。マサチューセッツの先住民ワンパノアグ族には「ibimi」(ビターベリー)として知られており、古くから食用および薬として使われてきた。イヌイットはクランベリーの葉をタバコのように吸っていたし、チペワ族はカンジキウサギを捕まえるエサとしてクランベリーを使った。

 このようにさまざまな使い方があるクランベリーだが、最も一般的な使途といえばペミカンだろう。ペミカンとは、干した鹿肉と脂肪にクランベリーを混ぜた保存食で、パワーバーの原型とも言える。高エネルギー食のペミカンは、手早くカロリーを補給してくれる存在として旅人や商人に尊ばれた。やがて、人々に不可欠なものとなったペミカンは、戦争さえも引き起こす。

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