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「それ、室町時代でもウケる?」

糸井重里×本田哲也×田端信太郎 鼎談(2)

2015年1月13日(火)

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広告枠はなぜダサいのか

田端信太郎(以下、田端):前回、糸井さんは、「広告は商品に練り込め」という話をされましたよね。私はほぼ日を立ち上げ当時からずーっと拝見していて、どうやってマネタイズするつもりなのかなと不思議に思っていたんです。バナー広告は出さないじゃないですか。

糸井重里(以下、糸井):ないですね。

田端:そうしたら、まさしく「商品に練り込む」ということをされていて、先を見通されていたんだなと思いました。LINEも、バナー広告はないんです。

糸井:LINEのスタンプって、グリーティング・カード屋さんですよね。スヌーピーのカードとか、「ハッピーバースデー!」って書いたカードみたい。こういう需要って永遠にあると思うんです。じつはぼくも、この商売したいと思ったことがあるんだよ。けれど、大変そうだなあ、と思ってやらなかった(笑)。

田端:グリーティング・カード屋さん。有料スタンプはまさにそうですね。

糸井:これって楽しいでしょう。だから、こういう仕事をしたいと思う人は山ほどいる。アイドルになりたい人が山ほどいるように、みんなに「ありがとう」って言ったり言われたりしたい、それを仕事にしたい、という人はたくさんいる。それをLINEという会社がやり始めたのか、と思って。おもしろいですよね。

田端:いやー、だからいかにも広告というもの、さらに言うと「広告枠」というものは、いまや意味がないと思うんです。

糸井:すっごくカッコいい社員がいたら、それはもう広告ですからね。

本田哲也(以下、本田):そうです、そうです。

糸井:最近、TOBICHIという店のようなところをつくったんだけど、そこにフランス人を入れようかと思ってて。別に戦略じゃないんだけど、あとから戦略的だったと見られるのが一番かっこいいよね。でもそれは当たり前で、プロポーズで「ぼくはきみを幸せにしてみせるよ」って言うときに、どうやるかなんてわかんないんです。でも、うまくいったら「わかってたんだよ」って言う。まず幸せにしたい、という気持ちが先にあるんですよ。

コメント1件コメント/レビュー

かの電通がリストラを実施することと関係あるかどうか分かりませんが、電車内の吊り広告も最近は歯抜けも多く、もはや視覚的広告は意味なしと実感します。ネットで情報武装した消費者はクチコミでその嗅覚を研ぎ澄ませています。感動を共有できる商品でなければ見た目で飾ってもダメですよね。(2015/01/13)

「『最後の広告論(仮)』 in 2015」のバックナンバー

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「「それ、室町時代でもウケる?」」の著者

崎谷 実穂

崎谷 実穂(さきや・みほ)

ライター/編集者

北海道札幌市生まれ。人材ベンチャーでコピーライティングを経験後、広告制作会社で新聞広告を担当、100名近くの著名人などに取材。2012年に独立。ビジネス系の記事、書籍のライティング・編集を中心に活動。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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かの電通がリストラを実施することと関係あるかどうか分かりませんが、電車内の吊り広告も最近は歯抜けも多く、もはや視覚的広告は意味なしと実感します。ネットで情報武装した消費者はクチコミでその嗅覚を研ぎ澄ませています。感動を共有できる商品でなければ見た目で飾ってもダメですよね。(2015/01/13)

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夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長