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金日成のボーナスで生き延びた上海の時計工場

工員の誇りとやりがいはモノに乗り移る

2014年12月25日(木)

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 前回日本に帰国した際、月額350円を払うと日本全国のラジオをパソコンのストリーミング放送で聴けるRadikoのプレミアムサービスに入会した。上海の自宅に戻ってVPNを通してみると中国からでも聴けたので、日本の放送を楽しんでいる。

西島秀俊のジミ婚は中国でも話題に

 そんなある日のこと。どこの局かは忘れたが、芸能界の今年の10大ニュースの話題を扱っていた。パーソナリティーの一人が、大きなニュースならやはり独身大物芸能人と言われた向井理と西島秀俊の結婚ではないかと言い、そして話題は、ジミ婚ばやりの風潮を反映してか、最近は芸能人も豪華な披露宴をやらなくなったということに移っていった。

 向井理と西島秀俊の結婚は中国でも結構大きく報じられていて、ネットのあるニュースでは「帥男一号二号一周内相継結婚」というタイトルを付けて伝えていた。日本語に訳せば「イケメンの2トップが一週間のうちに相次いで結婚」という意味。さらに西島秀俊については、「挙辨婚宴、但個性低調的他只邀請親朋好友参加」、すなわち、「披露宴はしたものの、ジミな西島さんは親しい友人のみを招いた」として、ジミ婚だったことまで報じていた。

 私が中国での結婚式に最後に出席したのは3年前のこと。新郎新婦は平均的なサラリーマンだったが、会場は上海郊外にある4つ星ホテルで、1卓10人掛けのテーブルが20卓。3度のお色直しあり、ビデオ上映あり、友人や同僚たちの出し物あり、生バンドの演奏ありと、20年前に出た日本の披露宴と同じような内容だった。ご祝儀をいくら包もうかと周囲に相談すると、「あのクラスのホテルなら1卓5000元(約10万円)といったところだから」という値踏みに基づき、500元(1万円)を包んだような記憶がある。ただ今なら1000元(約2万円)は出さないと、バツの悪い思いをするようだ。

 かように中国の結婚式はする方も出る方もそれなりのお金がかかる。そんなことを考えていたら、そういえば中国でもいつのころからか「結婚の三大件」が話題に上らなくなったな、ということに思い至った。三大件、いわゆる三種の神器、のことである。

消えた三種の神器

 ウィキペディアの中国語版によると、中国で最初に生活用品の三種の神器が言われるようになったのは1950~60年代のこと。腕時計、自転車、ラジオがそれだ。それらが庶民にもどうにか手が届くようになり、足踏みミシンを加えた4品が新婚家庭の必需品とされるようになったのは70年代末だという。

三種の神器の一つだった胡蝶牌のミシン

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「金日成のボーナスで生き延びた上海の時計工場」の著者

山田 泰司

山田 泰司(やまだ・やすじ)

著述業/EMSOne編集長

1992~2000年香港で邦字紙記者。2001年の上海在住後は、中国国営雑誌「美化生活」編集記者、月刊誌「CHAI」編集長などを経てフリーに。2010年からは、「EMSOne」編集長も務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中村 克己 元ルノー副社長、前カルソニックカンセイ会長