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ロケットのジャンク屋さんに行ってきた!

米国「ノートンセールス」探訪記【前】

2015年1月8日(木)

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先端科学の象徴のような宇宙ロケット、その中古パーツを一般人に販売している専門店が米国にある!? 当サイトの人気連載「研究室に行ってみた」でお馴染みの川端裕人さんがリポートします。(編集Y)
これがロケットのジャンク屋さん「ノートンセールス」の外観。

 宇宙ロケットのジャンク屋と聞くと、どんなものを想像するだろうか。

 自動車でもコンピュータでもなく、宇宙への輸送手段であるロケットや、宇宙に送り届けられる宇宙船、さらには地上設備のジャンクや余剰品を扱った店舗。

 宇宙技術自体は、今に直接つながるものに限定しても1950年代からあるわけだから、ジャンク・余剰品が世に出ていても不思議ではない。しかし、実際に町のジャンク店で、宇宙機を見ることがないのは、今のところ量産される性質のものではないからだろう。それこそ、機動戦士ガンダムの「宇宙世紀」にでもなって、人間が宇宙で日常的に活動しなければ、「宇宙ロケットのジャンク屋」は存在しにくいのだ。

 そんな中で、世界でたった一つ専門店が存在している。アメリカ・カリフォルニア州ロサンジェルス近く、ノースハリウッドで半世紀以上も営業を続ける「ノートンセールス」。今となっては、歴史の生き証人ともいえるこの店を、つい最近訪ねた。

 宇宙開発好きであると自認しているが、決してマニアというほどでもない。そんなぼくが、店に入った瞬間に、頭がぼーっとなるほど、もの凄い物量に圧倒された。アポロ計画などで使われたメジャーなロケットエンジン、それも保存状態のよいものが、所狭しと並べられ、これはもう感動するとかしない。いや、感動する以前に、衝撃的だった。

圧巻のツアーへようこそ

J-2エンジンと、ご主人、カルロス・ガズマン氏

 店主カルロス・ガズマンによるクイックツアーを再現してみる。
 まず店に入ったところにある「看板商品」が、いきなり超弩級だ。

「アポロ計画で使われたサターン・ロケット2段目のJ-2エンジン。燃料は液体水素。それと、こっちが、アポロ宇宙船の機械船(サービスモジュール)のエンジン。いわゆるSPS(サービスモジュール推進システム)。ヒドラジン系燃料で酸化剤は硝酸系──」

 最初から、月ロケットと月宇宙船のエンジン! 1964年生まれで、ぎりぎりアポロ世代であるぼくは、この時点でくらくらして頭がぼーっとしてしまったわけだ。

 いや、待て。60年代から70年代にかけてのアポロ計画など、21世紀の今から見るとすでに歴史であり、そのエンジンなど知らない読者も多かろう。とにかく、月に人間を送り届けた偉業をささえたロケットエンジンだと強調しつつ、少し能書きを書いておこう。

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「ロケットのジャンク屋さんに行ってきた!」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長