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大手もLCCも香港線で激突!

日本勢に勝てる見込みはあるのか

2015年1月7日(水)

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 年末年始の休暇中、大きな航空事故が起きた。アジア最大のLCC(格安航空会社)、マレーシアのエアアジアのインドネシアにあるグループ会社エアアジア・インドネシアの航空機が墜落したのだ。同社が運航するスラバヤ発シンガポール行きのQZ8501便が、2014年12月28日、海上に落ちた。同便には乗客乗員162人が乗っており、このうち18人が子供だった。

 1月に入り、遺体の収容や機体の回収が進んでいるものの、原因究明には至っていない。インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)は、気象状況から事故原因を分析した報告書で、同便が積乱雲を避けるために、管制に対して高度を上げる許可を求めた後に消息を絶ったとしている。

 湿った空気の水分が凍結し、機体に氷の粒が付着する「アイシング」が起きたことでエンジンに不具合が生じ、墜落したとの見解を示している。同庁では、気象データの分析に基づく可能性のひとつであると最終的な事故原因ではないとしているが、悪天候が墜落の原因となった可能性が高くなってきた。

 昨年はマレーシア航空機が消息不明になったり、撃墜されたりしたほか、国内でもLCCのパイロット不足が問題になるなど、改めて空の安全に注目が集まってきた。さらに今年は、520人が亡くなった日本航空(JAL)123便墜落事故から、30年目の節目でもある。

 「なによりも安全が第一」

 1月1日、正月恒例の初日の出フライトを終え、羽田空港に戻ったJALの植木義晴社長は、改めて安全の重要性についてこう語った。「パイロットの時は、自分で何とかできることもあったが、今は後輩たちを信じるしかない」と、自らの経験を振り返りながら、全社で安全に取り組むと決意を語った。

 今年は、約50年ぶりの国産旅客機となる三菱航空機のMRJの初飛行も予定されている。その後、国が安全性などを審査して2017年上期までに型式証明の取得を目指す。

 航空機の試験で、最も重要なことは安全性の確認。初飛行後、安全に飛べるかどうかは型式証明を取得する上で重要項目となる。

 色々な切り口で、「安全」が改めて問われる航空業界。だが国内の航空会社が取り組むべき課題はこれだけではない。

 今年はこれまで以上に、海外勢との競争が激しくなるだろう。中でも注目するのは香港路線だ。

今年、初飛行を予定しているMRJ(撮影:吉川 忠行、他も同じ)

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「大手もLCCも香港線で激突!」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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