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歯ブラシから考える家づくりがあってもいいじゃないか

第9回:50年後の自分を考え、今日を生きる

2015年1月9日(金)

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ウェブを使って中古マンションへのリノベーションをワンストップで提供しようとする「リノベる。」。人気テレビ番組で紹介された反動や、社員の離反などを乗り越え、社内のみならず不動産会社や施工会社との連携を進め、チームをまとめ上げつつある。ここから先、山下社長は、何を狙っていくのか。50年先までのマイルストーンを決めているという、個人の生き方とともに聞いていく(前回の記事はこちらを)。

 欧米では、家の購入に掛ける金額は世帯の生涯収入の10分の1程度と言われています。一方、日本では3分の1を充てているとされています。土地や建物の価格以上に、中古を買うことが当たり前かそうでないかの違いが、ここに表れています。

 欧米の人たちがバケーションや趣味を楽しんでいるのは、文化のせいもあるかもしれませんが、家にお金を使わない分、経済的余裕を持っているのが理由の1つです。

「家を購入する予算を新築と比べて3分の2にしたい。残った分でより楽しい暮らしをしてほしい」と話す山下社長(写真:菊池一郎、以下同)

 3分の1を10分の1にすることは難しいでしょう。

 しかし「リノベる。」では、大半のお客様に新築で家を購入する場合と比べて予算を3分の1、セーブしていただきたいと思っています。実際に、当初の予算と比較して3分の2に収まっている方が約半数です。残った3分の1のお金を生活に振り分け、楽しく暮らしてほしいと思っています。

 どういう暮らしをしたいのか。僕たちがお客様に最初にそれをお尋ねするのは、それが家づくりの原点だと思っているからです。どんな家に住みたいかはイメージができなくても、どんな食器が好きか、どんな家具が好みなのかはイメージできるはずです。であれば、そこを出発点に、それにふさわしい家とはどんな家なのかを考えていけばいいのです。

理想の家づくりのスタートは歯ブラシでもいい

 その出発点は、歯ブラシでもいいと思います。

 ここに、気に入った歯ブラシがあったとします。では、その歯ブラシが映えるコップはどんなコップでしょうか。そのコップが映える洗面台は、その洗面台が映えるサニタリーは……と、毎日、目にして触れるものから逆算することが、本来の家づくりなのではないでしょうか。

 先日、ある夫婦が「リノベる。」で家を買ってくれました。実は、僕の弟夫婦です。2人はアパレル企業で働いていて、服や靴にかなりお金を掛けています。そして、この2人には家を買うことと引き替えに、服や靴を買うことを我慢するという選択肢はありません。弟夫婦にとっては、好きな服や靴に囲まれた暮らしが理想であり、その暮らしにふさわしい家を手に入れたということになります。

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「想いを貫けばチームが動く」のバックナンバー

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「歯ブラシから考える家づくりがあってもいいじゃないか」の著者

山下 智弘

山下 智弘(やました・ともひろ)

リノベる社長

1974年奈良県生まれ。高校、大学とラグビーで活躍し、大学卒業後、ゼネコン、デザイン事務所、家具工房などを経て、2010年に「リノベる」を設立し社長に就任。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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