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三菱重工業グループ、生活者視点で新しい水処理インフラ事業を考案

  • 日経デザイン編集部

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2015年1月14日(水)

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三菱重工グループは、新しい水処理インフラ事業に進出するに当たり、デザイン・シンキングの手法を採用した。新規事業を創出する社内の部門横断型プロジェクト「K3」の中堅・若手メンバーが先進的な生活者の視点を徹底的に分析したほか、技術の動向も踏まえて議論を重ねた。その結果、パーソナルなインフラである「プライベートウォーターシステム」と呼ぶシステムの開発につながった。

 エネルギーや環境、交通・輸送、機械・設備や航空・宇宙など幅広いインフラ事業を展開する三菱重工グループは、新規事業を創出する部門横断型のプロジェクト「K3」に取り組むに当たり、デザイン・シンキングの手法を取り入れた。

 各事業部門から32人の中堅・若手メンバーが参加し、東京大学i.school発のベンチャー企業であるイノベーションラボラトリーと連携しながら2012年11月からスタート。この結果、現行の公共上下水道とは異なる新しい水インフラの事業化アイデアを生み出し、現在はさらなる展開に向けて動きつつある。

 プロジェクト名の「K3」には気合(Kiai)と根性(Konjyo)で1000(Kilo)のアイデアを出すという意味が込められている。「フィールド観察などを行い、自社や他社の技術的な視点も加えて整理したところ、実際に1040個もの事業化アイデアが出てきた。それを社内の専門家なども加わって市場や収益性も考慮し、最終的に2件に絞り込んだ」と八木田寛之・プロジェクトリーダーは言う。

 実はK3プロジェクトを立ち上げる前に、国内の大手コンサルタント会社の支援を受けたが、従来の延長線上の発想しか出てこなかった。そこで若手から発案があったデザイン・シンキングの手法に注目し、K3プロジェクトが認められた。

 K3プロジェクトの狙いは新規事業の創出だけでなく、人材育成の意味もある。10年後の新規事業を考えるのは、現在の経営者ではなく将来のリーダー層が担うべき、という認識が背景にあるからだ。

インフラにこだわる生活者を訪問

 新規事業の気付きを得るため、最初の2カ月は先進事例の調査や情報収集を行った。そうした活動から、パーソナルインフラという既存のインフラ事業とは逆の考えが出てきた。

 フィールド観察として、プロジェクトのメンバーたちはある先進的な生活者の自宅を紹介されて訪問した。山間に木造家屋を手作りし、水の配管や浄化槽の設備、配電盤などのインフラ整備を自ら行っている人がいたのである。ガスではなく、灯油による給湯器なども備えるほどだった。

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