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2015年、こんなエンジニアは生き残れない

今、「フルスタック」が騒がれている背景を探る

2015年1月13日(火)

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 本コラムではこれまで、エンジニアの生存戦略についてさまざまな角度から書いてきたが、今回は最近耳にすることの多くなった「フルスタックエンジニア」というキーワードから、2015年に求められるITエンジニアについて考察してみたい。

 まず、フルスタックの「スタック」(stack)とは何かから説明しよう。一般的にシステム開発におけるインフラより上位のアーキテクチャ全体(OS、Webサーバー、データベース、プログラミング言語)を指して「ソリューションスタック」(Solution stack)と呼ばれている。

 これはOS、Webサーバー、データベース、プログラミング言語と、各レイヤーを上に積み重ねていく概念「積み重ね=スタック」になぞり、ソリューションスタックと呼ばれるようになったと考えられる。

 Webシステムでの代表的なソリューションスタックは、OSにLinux、WebサーバーにApache、データベースにMySQL、プログラミング言語にPHPを使い、それぞれの頭文字をとったLAMP stack(ランプスタック)である。

 数年前までは、このLAMPがOSS(オープンソースソフトウエア)で組み合わせたシステム構成の代表だった。LAMPが非常に持てはやされた背景には、それまでの仕様、規格、構造が公開されていないIT企業が販売するプロプライエタリな高価なシステムに対し、LAMPはOSSのみで構成されており、ほぼ費用をかけずにシステムのベース環境を整えられたことがある。

 しかし、現在ではOSSは多様化し、さまざまなニーズに応えられるソフトウエアが登場している。例えば、WebサーバーはApacheだけでなくnginxが選択されるケースや、データベースはMongoDBやCassandraなどのNoSQLを組み合わせて使うパターンが出てきている。プログラミング言語もさまざまなものが選択されるため、単純にLAMPのみでは語ることができなくなってきている。

 そこでPHPやMySQLといった固有の名称ではなく、OS、Webサーバー、データベース、プログラミング言語、インフラ、フロントエンドまでを包括する概念として 「フルスタック」(Full stack)という言葉(場合によりどこまで包含するかは異なる)が出てきた、というわけである。

 フルスタックエンジニアとは、特別に定義された言葉ではなく自然発生的に出てきたものなので、線引きはあいまいだが、一般的にはクラウド等でのインフラ構築から、アプリケーションの開発、簡単なフロントエンドの実装までを1人で担当できる「Webアプリケーションを1人で作りきることのできるエンジニア」を指すことが多い。

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「2015年、こんなエンジニアは生き残れない」の著者

片山 良平

片山 良平(かたやま・りょうへい)

ギノ株式会社 代表取締役社長

2012年にギノを設立、ITエンジニアに実際にプログラムを書いてもらい技術を評価するサービス「paiza」(パイザ)を2013年10月に開始した。ニートや音楽活動をしていたという異色の経歴も。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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