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スカイマーク危機の真因は?

超大型機以上に経営圧迫したA330

2015年1月14日(水)

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 経営危機に直面する国内3位の航空会社、スカイマーク。昨年末からは、大手航空会社の全日空(ANA)や日本航空(JAL)との共同運航が検討されるなど、連日話題が尽きない。

 そこで今回は改めて、スカイマークが経営危機に陥った真因について分析した。

ミニスカでつまづく

スカイマークの新たな戦略を象徴するモデルとして導入されたA330。しかしこれが落とし穴に(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 2014年6月。スカイマークが新たな機材を導入した。この新機材がエアバスのA330-300型機だ。キャンペーン用に客室乗務員はミニスカートの制服を着用し、メディアにも大きく取り上げられた。

 A330の売りは、JALが普通席にプラス1000円で提供する「クラスJ」とほぼ同じ広さの「グリーンシート」。A330はこのグリーンシートのみの271席で、2014年6月に羽田~福岡線に就航し、現在は羽田~札幌線の一部便にも投入されている。

 「良いシートを安く提供する」というスカイマークの西久保愼一社長の肝いりで導入され、シート開発には社長自ら携わるほどの力の入れようだった。だが、蓋を開けてみると、このA330が業績悪化に拍車をかけた。

 現在のスカイマークの主力機は、A330よりも一回り小さい、ボーイングの小型機737型機(177席)。それよりも座席数の多いA330を導入することで、スカイマークは供給量を増やすと同時に、利用者数も増やして業績を伸ばす戦略だった。

 しかし甘い期待は裏切られる。

 例えば、2014年12月の利用実績を見るとその結果は明白だ。A330の導入による提供座席数の伸びに対して、搭乗者数の増加率が追いついていないのだ。2014年11月からは2カ月連続で、搭乗実績が前年同月を下回り、全路線平均のロードファクター(利用率)も12月の数字としては、2005年以来、9年ぶりに50%台に落ち込んだ。

西久保社長が力を注ぐ戦略機だったはずのA330が足かせになった

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「スカイマーク危機の真因は?」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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