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「株式会社大田区」をつくろう!

東京都大田区・下町経営者対談(後編)細貝淳一・マテリアル社長×野村伯英・南武社長

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2015年1月21日(水)

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 アルミの販売・加工会社、マテリアルの細貝淳一社長と金型用油圧シリンダーメーカーの南武の野村伯英社長による東京都大田区の町工場経営者対談。社内表彰制度や工場見学会など、社員のやる気を引き出す具体策を進める2人に共通するのは、社員を信頼して仕事を任せる姿勢だ。町工場の力を結集して世界と取り引きする「株式会社大田区」構想も飛び出した。

トップは細かい指示を出さずに、仕事を任せてサポートすることが大切というわけですね。

野村:極論すれば、社長はいかに社内で自分を「失業」させることができるか。これが大切です。社員に細かく指示を出している経営者は、それで自分の存在価値を確認している自己満足に過ぎないと僕は思っています。

 その点、マテリアルは細貝さんがいなくても会社がきちんと回っているから、理想的ではないでしょうか。もちろん、細貝さんが大切なお客さんとつながっているという前提があるからですけれど。

ほそがい・じゅんいち
1966年東京都生まれ。アルミの販売・加工などを手掛けるマテリアル社長。定時制高校に通いながら職を転々とした後、92年に会社を設立し、社長に就任。妻と2人でスタートした。従業員約30人。下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会の初代委員長を務めた

細貝:正解(笑)!ただ、任せすぎた結果、社員が基本路線を逸脱しないように、信頼できるキーパーソンはきちんと決めています。うちでは4人の部門長が該当します。社員に何でも自由にやらせていると、現場が判断に迷う場合がある。そのとき誰にまず相談すればいいのかを決めておく。ただ、部門長を育てて「仕組み化」するには10年くらいかかりました。

 じゃあ僕は何をしているかというと、会社の外で多くの人に会って、たくさんの情報とニーズをつかむようにしています。お客さんと信頼関係を築いて、見積もりを提出する前に仕事が決まっているくらいの状態にしておくべきですね。



船長自身がデッキブラシを掛けていたら駄目

野村:そうそう。社長は誰よりも遠く見ていないといけない。船に例えるなら、船長は何キロも先にある氷山を事前に把握して避ける指示を出さないといけないわけですよ。船長自身がデッキブラシを掛けていたら駄目なんです。

細貝:僕は1992年にマテリアルを立ち上げたので、大田区の町工場としては後発中の後発。でも、周辺の町工場のおじちゃんやおばちゃんたちから少しずつ仕事を分けてもらいながら、お客さんが不便なことは何かを聞き出して、少しでも早く取り組むようにしてきた。それが今の成長につながっています。そうやってニーズやシーズを探し続けなければ、成長し続けることはできません。

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