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戦国時代に突入する国内LCC

新生エアアジア・ジャパンの威力

2015年1月21日(水)

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 国内にLCC(格安航空会社)が就航して今年で4年目に入る。

 今年の4月8日には、成田国際空港にLCC専用ターミナルとなる「第3旅客ターミナル」が開業する。成田を拠点とするジェットスター・ジャパンとバニラエア、春秋航空日本の3社が活用し、初年度は500万人が利用する見込みだ。

今年4月から稼働する成田空港のLCC専用ターミナル(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 「高い運航品質を求める日本の利用者に、LCCが受け入れられるのか」

 就航当時はこんな懐疑的な見方も多かった。だが国内初のLCCとして2012年3月に運航を始めたピーチ・アビエーションは、昨年末に累計搭乗者数が700万人を突破した。2014年3月期の決算では、純損益が10億4600万円の黒字(前期は12億900万円の赤字)になり、就航以来、初めての単年度黒字を実現した。

 一方、同じく昨年12月に累計搭乗者数が700万人を突破したジェットスター・ジャパン(2012年7月就航)は業績が芳しくない。2014年6月期決算では純損益が111億100万円の赤字(前期は88億3400万円の赤字)となっている。2014年11月には、日本航空(JAL)や、ジェットスターグループの親会社であるカンタス航空(オーストラリア)から最大110億円の増資を受け、低迷からの脱却を狙う。

LCCの中でも機材数、路線数ともに増えているピーチ・アビエーションとジェットスター・ジャパン

 今年はもう1つ大きな動きがある。アジア最大のLCCグループのエアアジアが、楽天などから出資を受け、新生エアアジア・ジャパンとして再び日本に参入するのだ。

 2012年8月に成田を拠点に就航した旧エアアジア・ジャパンは、日本人には扱いづらいウェブサイトや成田の離発着時間制限、提携先であるANAホールディングスとエアアジアの対立などが原因となって、利用率が低迷した。そして2013年6月に提携を解消し、同年10月に運航を終えた。

 再参入を目指す今回は、24時間離発着できる中部国際空港を拠点とし、運航に自由度を持たせる計画だという。

 エアアジアのトニー・フェルナンデスCEO(最高経営責任者)にとって、新生エアアジア・ジャパンによる日本市場への再参入は肝いりのプロジェクト。運航中のLCC4社にとっても、新生エアアジア・ジャパンの登場が大きな脅威となりうるだろう。

 国内で市民権を得つつあるLCC。だが年末年始(2014年12月19日~2015年1月4日まで)の利用実績を見ると、その明暗ははっきり分かれている。

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「戦国時代に突入する国内LCC」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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