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若者を引きつける4万円メガネ

10年ぶりブランド復活の舞台裏

2015年1月20日(火)

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 2000円近くする出汁や1万円のシャツを買い求める若者。日経ビジネス1月19日号の特集『2極化どころか1万極 「ナノ市場」突破法』では、こだわりのモノに対して惜しみなくカネを注ぎ込む若者たちの「国産良品回帰」の実情を紹介した。

 少々高くても、国産で品質が良い、他の人があまり持っていないモノを持ちたい――。そんな若者のこだわりは、格安チェーンの台頭で価格破壊が起きたメガネにまで及んでいる。

EDIFICE TOKYO内に設置されたEYEVAN7285の期間限定ショップ

 1月上旬、東京・渋谷区にあるセレクトショップ「EDIFICE TOKYO」の一角に、メガネの国産ブランド「EYEVAN7285」を取り扱う期間限定ショップがオープンした。1年のうちで最も混み合うセール期間中だったにもかかわらず、大きなスペースを取ってポップを飾り付け、EYEVAN7285を紹介する冊子も配置。EDIFICEでは普段からEYEVAN7285のメガネを2~3種類は置いているが、1月25日までの限定コーナーでは数十種類を取りそろえた。

 EDIFICEがEYEVAN7285の期間限定コーナーを設置するのは、2014年に続き、2回目。EYEVAN7285のメガネは、フレームだけで平均4万円程度と、海外有名ブランドと比較しても1万円程度高い。2014年に開催した1回目が「メガネはそんなに売れるものでもないのに、毎日コンスタントに売れ続けた」(広報)と好調だったことから、2回目の開催を決めた。

10年ぶりに復活した日本ブランド

 EYEVAN7285を取り扱うのは、EDIFICEだけではない。これまで、UNITED ARROWSなどのセレクトショップも同様の期間限定ショップをオープンさせてきた。

 雑貨などを充実させて独自性を出そうとしているセレクトショップが、こぞってラブコールを送るEYEVAN7285とは、一体どんなメガネブランドなのか。その源流は1970年代にある。

 ファッションブランドのヴァンジャケット(VAN)と、山本光学(現在)が共同で、EYEVAN7285の前身となるEYEVANブランドを設立したのは1972年のこと。メガネには機能性ばかりが求められていた当時、EYEVANはファッション性が高い国産メガネを次々に発表し、一大ブームとなっていく。1985年には世界進出も果たし、米紙ニューヨークタイムズで紹介されるなど、米国を中心に海外でも注目を集めた。

 その後、オプテック ジャパンという新しい会社を立ち上げ、海外ブランドのメガネの企画・開発も同時に手掛けるようになる。

 変化が表れ始めたのは90年代。国内外で海外ブランドが全盛となり、日本のブランドは苦戦を強いられた。オプテック ジャパンも、徐々にオリジナルのEYEVANを縮小し、海外ブランドの企画・開発が主になっていく。国産メガネの苦戦は続き、EYEVANは、2000年代に入って生産が停止された。

 その後、オプテック ジャパンは、国内外の10ブランド以上のメガネの企画・販売やOEM(相手先ブランドによる生産)を展開してきた。そんな同社が再び自社ブランドのメガネを復活させようと決めたのは、2011年頃のこと。きっかけは、パリやミラノで毎年開かれるメガネの国際的な展示会だった。

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「若者を引きつける4万円メガネ」の著者

中 尚子

中 尚子(なか・しょうこ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞入社後、証券部で食品やガラス、タイヤ、日用品などを担当。財務や法務、株式市場について取材してきた。2013年4月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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