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拡大続けるANAと質で戦うJAL

路線計画から見えた大手2社の目指す姿

2015年1月28日(水)

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 全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)の2015年度路線計画が出そろった。最近では、スカイマークを巡る共同運航などの問題ばかり注目されるが、大手2社の本来の収益源は国際線だ。つまり2015年の国際線の戦略を見れば、両社の思惑が透けて見えることになる。比べてみると、それぞれの目指すべき姿は大きく違っていた。

明確な戦略の違いが浮き彫りになった2015年の夏ダイヤ(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 2014年3月30日の羽田空港国際線発着枠の増枠では、羽田発着の国際線を10路線13便から、17路線23便に急拡大したANA。篠辺修社長は当時、「羽田は成田の3分の2程度の規模。(発着枠の獲得で)羽田が一段落するので、2015年以降は成田の充実につなげていきたい」と語った。

 同社は羽田空港と成田空港を、国際線の「デュアルハブ」と位置づけ、羽田では国内線と国際線を、成田はアジアと北米を結ぶ拠点としている。

 2015年夏ダイヤでは、6月12日から成田~ヒューストン線を、9月1日から成田~クアラルンプール線をそれぞれ1日1往復で開設する。

 日本の航空会社でヒューストンに就航するのはANAが初めて。ANAと共同事業を展開するユナイテッド航空と協業し、旅客の拡大を狙っている。ヒューストンからは、ユナイテッド航空が、米国南部やメキシコ、南米などに多数の路線を運航している。そのうち米国内19路線、メキシコ7路線で、ANAとコードシェアを実施している。ヒューストンを軸に、その先に向かう乗り継ぎ客の獲得を目指す狙いだ。

 一方のクアラルンプール線ついては、ANAは2001年12月までバンコク経由のクアラルンプール路線を運航していた。今回は直行便を飛ばす計画だ。夕方に成田を出る北米路線に接続する狙いで、クアラルンプールから成田を経由して北米に、また北米から成田を経由してクアラルンプールに向かう流動を取り込むことが真の狙いだ。

 ヒューストン路線もクアラルンプール路線も、帰着点となる空港を使う旅客を取り込むだけでなく、その帰着点で乗り換えて、さらに遠くの目的地に向かう旅客が大きなターゲット。クアラルンプール路線で言えば、狙うのは成田発着の日本人旅客やクアラルンプール発着のマレーシア人旅客ばかりではない。東南アジアと北米を往来する巨大な人の流れを狙っている。

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吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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