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東レ 日覺昭廣の「オープンイノベーション」

最強パートナーに磨かれる(2回目)

  • 日経ビジネス編集部

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2015年1月30日(金)

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 長らく続いたデフレからの脱却とともに、円高から円安へ、原油高から原油安へと、経済環境ではパラダイム転換が起こりつつある。さらに企業経営へと目を向ければ、「IoT(Internet of Things=モノのインターネット)」をキーワードに、「第4次産業革命」の波が押し寄せている。

 こうした大転換期には、過去の慣習や成功体験に捉われず、事業や企業文化を大胆に変革することが求められる。とはいえ、実際の変革には痛みを伴うことも少なくない。リーダーの覚悟や、現場の当事者意識が重要になる。事業構造改革、グローバル化の進展、新技術開発など、様々な分野で会社の変革を促し、成果を挙げてきた経営者たちが“講師”となって、経営論を語る。

(2014年3月17日号より)

業界トップ企業の常識を超えた要求に応え、ヒット商品を生んできた。航空機向け炭素繊維は、米ボーイングの厳しい要求があってこそ。技術の引き出しを増やすには、粘り強い研究開発が不可欠だ。

(写真=村田 和聡)
日覺 昭廣(にっかく・あきひろ)
1949年兵庫県生まれ。71年東京大学工学部卒業、73年東京大学大学院工学系研究科・産業機械工学修士課程修了後、東レに入社。その後、工務第2部長、エンジニアリング部門長、水処理事業本部長などを経て、2007年6月に副社長、2010年6月に社長に就任した。CEO(最高経営責任者)兼COO(最高執行責任者)。大学時代は少林寺拳法部に所属。趣味はクルマの運転だが、最近は乗る時間がないという。

 東レの成長は今や、パートナーとの協業なしには考えられません。主力の繊維事業はユニクロとの協業をきっかけに、事業が拡大しました。

 外部の企業などとパートナーを組んで技術を開放すると、思わぬ化学反応によって技術革新が起こります。まさにオープンイノベーションです。前回も触れたユニクロとは2000年にGO推進室を作り、2006年から戦略的パートナーシップを締結。数々のヒット商品を世に送り出しました*1

*1=2003年の発売以来、ヒートテックは抗菌やドライ、保湿、ストレッチ、静電気防止、形状保持、消臭など様々な機能を加えて爆発的な大ヒットになった。2009年には軽量ダウンの「ウルトラライトダウン」を発売。極細の糸を使い、特殊加工により通常は二重構造のダウン衣料の内部を簡素化し、通常のダウン衣料の3分の1の重さを実現した。累計販売枚数は、2012年度までで3億枚を超えている。

 ユニクロには商品企画やマーケティングのプロフェッショナルがいて、東レの技術陣への要望は非常に厳しい。東レの営業担当者に「こういうものを作ってくれ」と言われても、技術陣は「そんなものは作れません」と答えて話は終わってしまうかもしれませんが、パートナーの担当者からの要望には応えないわけにいきません。社外のプロと社内のプロの妥協のないぶつかり合いから、新しい価値が生まれるのです。

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