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東レ 日覺昭廣の「新たな成長戦略」

得意を生かす投資を徹底(最終回)

  • 日経ビジネス編集部

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2015年2月3日(火)

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 長らく続いたデフレからの脱却とともに、円高から円安へ、原油高から原油安へと、経済環境ではパラダイム転換が起こりつつある。さらに企業経営へと目を向ければ、「IoT(Internet of Things=モノのインターネット)」をキーワードに、「第4次産業革命」の波が押し寄せている。

 こうした大転換期には、過去の慣習や成功体験に捉われず、事業や企業文化を大胆に変革することが求められる。とはいえ、実際の変革には痛みを伴うことも少なくない。リーダーの覚悟や、現場の当事者意識が重要になる。事業構造改革、グローバル化の進展、新技術開発など、様々な分野で会社の変革を促し、成果を挙げてきた経営者たちが“講師”となって、経営論を語る。

(2014年3月31日号より)

アジア重視に加え、炭素繊維などの米国強化で成長を加速する。汎用品に強いメーカーの買収で、量的に拡大する市場も取り込む。長期的な視点で得意分野を生かすグローバル経営を貫く。

(写真=村田 和聡)
日覺 昭廣(にっかく・あきひろ)

1949年兵庫県生まれ。71年東京大学工学部卒業、73年東京大学大学院工学系研究科・産業機械工学修士課程修了後、東レに入社。その後、工務第2部長、エンジニアリング部門長、水処理事業本部長などを経て、2007年6月に副社長、2010年6月に社長に就任した。CEO(最高経営責任者)兼COO(最高執行責任者)。大学時代は少林寺拳法部に所属。趣味はクルマの運転だが、最近は乗る時間がないという。

 2014年2月に2014~16年度の中期経営課題を発表しました。グリーンイノベーション事業*1の拡大やアジア・新興国事業の拡大、比例費・固定費の削減というこれまでの3本柱は揺るぎませんが、北米と中南米を含めた米州市場と医療関連事業の強化を新たに加えました。

*1 温暖化ガスの削減に貢献する事業など。航空機向け炭素繊維や太陽電池用バックシート、水処理膜などが含まれる。2007年度の売上高は2140億円だったが、2013年度には5200億円と2倍以上になる見通し。

 いずれも競合他社が強化しようとしているポイントですが、我々の場合は得意分野や経営資源を生かせるかどうかというところに主眼を置いています。欧米企業のように、短期的収益の拡大のためにシナジーがなくても高収益事業を買収するという考えはありません。繊維や炭素繊維、樹脂などの分野で持ち前の技術力やコスト競争力を生かせるかどうか。そういった判断で戦略を考えています。

 従来は海外投資の考え方を、次のように3つに分類してきました。

 1つ目は、1960年代から始めた東南アジアの関係会社への投資*2のように、労働力など経営資源に優れた最適地域への投資です。

*2 1960年代以降、タイ、インドネシア、マレーシアで繊維の現地生産を始めている。

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