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アマゾン、日本でも宅配は「異次元のスピード」へ

ジャスパー・チャン日本法人トップが語る次の一手

2015年2月3日(火)

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 アマゾンジャパンが、物流の効率化を進めることで、消費者に商品を届ける「ラストワンマイル」の速さと安さに一段と磨きをかけようとしている。米国ではすでに、都市部に小型のフルフィルメントセンター(物流センター)を設置することで、新サービスの展開を始めている。生鮮食品なども扱う「アマゾン フレッシュ」や、注文から1時間で商品を届ける「プライム ナウ」などだ。無人飛行機(ドローン)を使った配送など最新テクノロジーの検証も進めている。こうしたアマゾンの次の一手について、アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長に聞いた。

2013年の年末年始の繁忙期には、ネット通販の拡大によって予想を超えて宅配便の物量が増加し、一部で配送の遅延などが発生しました。しかし、昨年の年末年始は大きな混乱はなかったと聞いています。アマゾン ジャパンでは、どのような対策を実施したのでしょうか。

チャン:根本的には、フルフィルメントセンター(物流センター)が取り扱える荷物の量をいかに増やすか、という課題に取り組んできました。それは主に2つあります。1つは、フルフィルメントセンターのオペレーションの改善。そしてもう1つは、宅配事業者に伝える需要予想の精度を高めたことです。

アマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長(写真:陶山 勉)

 具体的なことは企業秘密なので話せませんが、オペレーションの改善ではより効率的に、より速く、より多くの荷物を出荷できるように工夫をしてきました。この分野には、まだまだイノベーションが起きているんです。

 顧客により速く効率的に商品を届けるための改善について、1つ事例をお話しましょう。

 同じ日の異なる時間に商品を注文した顧客がいたとします。私たちは、お客様のすべての注文について、それぞれの配送状況を正確に把握しています。そのため、異なる時間に2つの注文があっても、それらの注文を1つの荷物にまとめて発送できるタイミングを見つけられる場合もあります。それによって、同じ顧客に複数の荷物をバラバラに送るという無駄を減らすことができるようになりました。

ローソン、ヤマト運輸との提携強化の狙い

昨年、ローソンやヤマト運輸などとの提携強化を発表しました。ヤマト運輸との提携では、ヤマトの集配所での受け取りを可能にしました。ヤマトの集配所など、荷物を顧客に受け取りに来てもらうサービスは、宅配コストの削減を狙っているのでしょうか。

チャン:その通りです。ただし、それと同時に顧客満足度の向上も目的です。

 私たちは、地球上で最も顧客中心の会社になることを目指しています。宅配経験の満足度向上のために、可能な限り速くフルフィルメントセンターから出荷すると同時に、可能な限り速く荷物が顧客の手に渡るように、日々取り組んでいます。

 ただ、実際には私たちがいくら速く出荷しても、顧客が家にいなければ荷物を受け取れません。再配達をすれば、宅配事業者には追加のコストがかかるばかりか、荷物を受け取るまでの時間が余計にかかってしまいます。それは私たちにとって、最悪の事態です。

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「アマゾン、日本でも宅配は「異次元のスピード」へ」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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