• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

大阪都構想は、制度変更ではなく革命の始まり

大阪市210万人の住民投票による「バタフライ効果」に注目

2015年2月6日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 私たちの人生では、その時は気付かないが、後から振り返るとあれこそが“予兆”だったと気づく事件が何度か起こる。相場師は小さなニュースやわずかな為替変動に予兆を感じ、株や土地を売買する。

 実業界でも「ハッとしたら幸運の女神の後ろ髪をつかめ」とか「金のウサギが跳ねたら捕まえろ」という。カオス理論でいうバタフライ効果――北京で蝶が羽ばたいたらニューヨークで竜巻が起こる――も予兆の重要性を示す格言だろう。世の中はますます複雑化する。ビッグデータ解析も大事だが、予兆への目配りが欠かせない。

今年5月17日に注目

 前置きが長くなったが、これからの日本の未来を占う大事な“予兆”が今年の5月17日に起こるかもしれない。都構想の是非を問う大阪市の住民投票である。多くの読者にとっては「大阪市の住民投票」は「北京の蝶々」並みに無関係の出来事かもしれない。だがこれが成立すれば明治以来の中央集権国家体制が変わり始めるだろう。同時に岩盤規制が崩れ始め、何十年かかかるだろうが、現在は全国どこも同じ、画一的な街並みも変わり始めるだろう。

 たかが大阪の住民投票がなぜそこまでの意味を持つのか? 3回にわたって説明するつもりだが、今回は、まず大阪都構想がIT(情報技術)化、グローバル化など経済の流れに沿った歴史の必然だということを説明する。

 そして次回以降、大阪の住民投票と憲法改正の意外な関連、道州制への伏線的意義、世界的な直接民主主義へのトレンドとの関係などを解説したい。

210万人の大規模住民投票

 住民投票の対象は大阪市内の有権者約210万人である。提案はシンプルだ。「今の大阪市役所を廃止して5つの特別区を置く。各区に東京23区のような公選の区長と区議会を置き、市役所の権限の多くを移す。そして地域特性に合わせた住民密着型の行政サービスを行う」というものだ。

コメント27件コメント/レビュー

歴史の必然とか革命だとか、歴史の必然によって滅んだマルクス史観丸出しで、筆者の勉強の方向性がトンデモなことがよくわかる。(2015/05/08)

「上山信一の“あまのじゃく”改革談義」のバックナンバー

一覧

「大阪都構想は、制度変更ではなく革命の始まり」の著者

上山 信一

上山 信一(うえやま・しんいち)

慶応義塾大学総合政策学部教授

1957年大阪市生まれ。京都大学法学部卒。米プリンストン大学公共経営学修士。旧運輸省、マッキンゼー(共同経営者)を経て現職。専門は経営戦略と行政改革。九州大学ビジネススクール客員教授。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

歴史の必然とか革命だとか、歴史の必然によって滅んだマルクス史観丸出しで、筆者の勉強の方向性がトンデモなことがよくわかる。(2015/05/08)

関西在住者だけど、やっと判りやすい解説に出会えた気がする。"大阪都"への「統合」が目的なのではなく"大阪市!"の解体が目的。それなら橋下さんの言うことも理解できます。ま、滋賀在住で住民票は千葉なので投票権が無いですけど(笑)(2015/05/07)

国鉄民営化は、正しい道ではなく、都会が田舎を切り捨てただけ。都会の人にとっては、成功かもしれないかが、田舎からすれば、捨てられた恨みがある。また、あの脱線事故も、民営化による副作用だ。昔は国鉄の左翼による事故が多発したが、民営化すれば、別の事故リスクが出たのである。大阪の公務員の問題は、国鉄と同じ左翼、労組問題もあるのでは?大阪市の問題は、解体すれば良くなるのか?公務員自体が良くなるわけではないと思うが。まあ、大阪以外の人は大阪がどうなろうと興味はないし、大阪都構想は憲法違反である。大阪府を都にするのではなく、解体して近県に併合させれば良い。大阪消滅構想だ。それが嫌なら、独立して難波国にすればいいのではないか?(2015/05/06)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

夢の実現にあたっては強く「念ずる」。そうした心構えを支えにビジネスの世界の荒波を渡ってきました。

後藤 忠治 セントラルスポーツ会長