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一流のプロが必ず身につけている「智恵の修得法」とは何か?

2015年2月9日(月)

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「技術」の本質は「言葉で表せない智恵」

田坂教授は、著書『知性を磨く 「スーパージェネラリスト」の時代』(光文社新書)の中で、これからの時代には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という「7つのレベルの思考」を垂直統合した「スーパージェネラリスト」が求められると言われています。

 この第13回では、第六の「技術」のレベルの思考を、いかに深めていくべきかについて、伺いたいと思います。

田坂:そうですね。今回は、「技術のレベルの知性を、いかに磨くべきか」ですが、このテーマは、興味を持たれる読者が多いでしょう。

 前回は、「戦術のレベルの知性を、いかに磨くか」について述べましたが、この「戦術」を実行に移すとき、直ちに問題になるのが、「技術」です。

「技術」というのは、英語で言えば、「スキル」や「センス」「テクニック」や「ノウハウ」と呼ばれる能力のことですね?

田坂:そうです。そして、日本語では、「企画力」や「提案力」「交渉力」や「営業力」、さらには「プレゼン力」や「プロジェクト・マネジメント力」など「……力」といった言葉で語られる能力でもあります。

 いずれにしても、「戦術」を実行に移すとき、プロフェッショナルとして、必要な水準の「技術」を持っているか否かが、深く問われます。

 どれほど優れた「戦略」を立案し、どれほど卓抜な「戦術」を考えても、この「技術」が伴わなければ、我々は、目の前の一人の「人間」を動かすこともできず、目の前の「現実」を変えることもできないからです。

たしかに、その通りなのですね……。また、耳の痛い話ですが……(苦笑)。

 では、どのようにして、その「技術」を身につけ、「技術」のレベルの知性を磨いていけばよいのでしょうか?

田坂:そのことを考えるとき、最初に理解しておくべきことがあります。

 「技術」の本質は、「知識」ではなく、「智恵」である

 すなわち、以前、この連載で述べたように、「技術」の本質は、「言葉で表せない智恵」であり、それは、決して、「言葉で表せる知識」ではないのです。それゆえ、「技術」とは、決して「書物」で学べるものではなく、「経験」を通じてしか学べないものなのです

そのことは、この連載の第7回で、教えて頂きましたが、要するに、スキルやセンス、テクニックやノウハウといった「技術」を身につけるためには、「経験」を積むことが不可欠だということですね?

田坂:その通りです。ただ、正確に言えば、「経験」を積んだだけでは、「技術」は身につきません。

ええ……? それはなぜですか?

コメント1件コメント/レビュー

連載のどこかで、田坂先生に質問していただけるとありがたいです。1)先生のお考えに納得することが多いです。ただ、先生の議論の対象はどのくらいのレベルの人であるのかを示していただけるとありがたいです。小学生がピカソの絵を描きたいというようなことが起きてしまわないか、先生の本を読んだ若い人と話していて思いました。「知恵の時代だ。読書なんかよりも、直感を磨くようにいろいろとやればいい。」というのは、ある程度の、基礎が出来てなくても、良いのかと思うことがあります。2)私自身、自分の考えと違う人の、考えを受け入れることがなかなか苦労があり、自分の考えに同調してくれる人を重視してしまう傾向があります。広くいろいろな考えに触れて、よいものを選び取っていくにはどうしたら良いでしょうか?(2015/02/09)

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「一流のプロが必ず身につけている「智恵の修得法」とは何か?」の著者

田坂 広志

田坂 広志(たさか・ひろし)

多摩大学大学院教授

1974年東京大学卒業、81年同大学院修了。工学博士(原子力工学)。米シンクタンク客員研究員などを経て、2000年多摩大学大学院教授に就任。2011年3~9月、東日本大震災に伴い内閣官房参与に就任

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

連載のどこかで、田坂先生に質問していただけるとありがたいです。1)先生のお考えに納得することが多いです。ただ、先生の議論の対象はどのくらいのレベルの人であるのかを示していただけるとありがたいです。小学生がピカソの絵を描きたいというようなことが起きてしまわないか、先生の本を読んだ若い人と話していて思いました。「知恵の時代だ。読書なんかよりも、直感を磨くようにいろいろとやればいい。」というのは、ある程度の、基礎が出来てなくても、良いのかと思うことがあります。2)私自身、自分の考えと違う人の、考えを受け入れることがなかなか苦労があり、自分の考えに同調してくれる人を重視してしまう傾向があります。広くいろいろな考えに触れて、よいものを選び取っていくにはどうしたら良いでしょうか?(2015/02/09)

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