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自分が愛せる仕事を、どのように見つければいいのか

人生設計も「ウォーターフォール」から「アジャイル」に

2015年3月2日(月)

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 心から満足したいなら、自分が素晴らしいと信じる仕事をするしかない。そして素晴らしい仕事をしたいなら、自分が愛する仕事をするしかない。それがまだ見つかっていないなら、探し続けることだ。妥協するな。

 心の問題と同じで、そういう仕事が見つかればピンと来るものだ。

――スティーブ・ジョブズ

※クレイトン・M・クリステンセン著、「イノベーション・オブ・ライフ」(翔泳社)より

 突然だが、今、自分が就いている仕事に、あなたは心から満足できているだろうか。

 仕事をどうとらえるかは人それぞれだが、仕事は人生の中で最も長い時間を費やすものである。それを考えると、自分にとって意味があり、愛せる仕事をしたほうが健全であるのは言うまでもないだろう。

 私は今39歳で、高校生の頃にバブルが崩壊し、企業のリストラや、終身雇用の崩壊が新聞を賑わせていた。それを受けて既定路線と考えていた大学進学やサラリーマンになるということに疑問を抱くようになった。

 当時は若かったこともあり、「ある程度良い大学に入り、名前の知られた企業に入り、30手前で結婚し、マイカー、マイホームを持ち……」という“ザ・サラリーマン人生”に全く興味が持てなかった。その時は、具体的に「何か」は分からなかったが、もっと自分が心からやりたい仕事で生きていきたいと考えていた。

 大企業のエコシステムに自分が組み込まれるということは、安定と引き換えに、自分が望まない仕事や転勤でも受け入れなければならない、ということを意味する。大企業でも、もちろんやりたいことができている人はいるだろうが、終身雇用という前提に乗ってしまっている以上、個人の発言権が弱くなるのは力学的に仕方のないことだ。

 私の場合は、そんなことを考えていたときにバブル崩壊が起こり、終身雇用も保障されなくなってしまったため、学歴や肩書きに頼らない生き方をしようと決め、大学進学を止めることにした。安定と引き換えに自分が望まない仕事をするよりも、不安定でも自分がやりたいと思える仕事を、自分自身の力でつかみとれるプロフェッショナルになりたいと考え、そういったことがやりすいIT系の仕事についた。

 実際に既定路線のレールを外れて一番難しかったのは、プロとしてのスキルを身に付けることもさることながら、「自分自身が何をやりたいのか」、ということを正しく理解することだった。終身雇用であれば、自分のキャリアであっても誰かが考えてくれるが、レールを外れてしまうとすべて自分で決めなければいけないためだ。

 ITの技術を持っていれば、特定の企業に頼らず仕事をしていくことは比較的簡単で、転職もしやすいが、自分の中に軸を持たないと“ジョブホッパー”になっていまう危険性も高い。自分がやりたいと思える仕事にたどり着くには、自分自身を深く理解する必要がある。私自身、そこにたどり着くのに長い時間がかかったが、そこに近道はないように思う。

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「自分が愛せる仕事を、どのように見つければいいのか」の著者

片山 良平

片山 良平(かたやま・りょうへい)

ギノ株式会社 代表取締役社長

2012年にギノを設立、ITエンジニアに実際にプログラムを書いてもらい技術を評価するサービス「paiza」(パイザ)を2013年10月に開始した。ニートや音楽活動をしていたという異色の経歴も。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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