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トップ交代で攻める世界の空

ANAホールディングス新社長の成長戦略とは

2015年2月18日(水)

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4月1日にトップが交代するANAホールディングス(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD)の社長が、2015年4月1日に交代する。

 現在のANAHD副社長である片野坂真哉氏が社長に昇格し、現社長の伊東信一郎氏は代表権のある会長に就く。大橋洋治現会長は相談役に退く予定だ。

 片野坂副社長は鹿児島県生まれの59歳。1979年に東京大学法学部を卒業後、ANAに入社。マーケティング室レベニューマネジメント部長や人事部長、常務取締役執行役員、専務取締役執行役員を歴任し、2013年4月1日のホールディングス化で発足したANAHDの代表取締役副社長執行役員に就いた。現在の担当業務はグループの人財戦略と経営戦略などだ。

 「世代交代の時期が来た」

 これまでグループを率いてきた伊東社長は、6年ぶりのトップ交代をこう表現した。伊東社長は「視野が非常に広く、行動力や仕事に対する熱意が非常に高い」と片野坂副社長を評価する。片野坂副社長は自身の性格を「根あか」と語り、「頑張れば必ず良くなると思い込んで」これまでの人生を歩んできたという。

 経営のキーワードとして、「安全・お客様・成長」を掲げる片野坂副社長。2009年3月期に日本航空(JAL)を連結売上高で抜き去り、国内航空会社最大の売上規模を誇るANAグループは、新社長の下でどのような戦略を進めていくのか。

4月1日からANAホールディングスの社長に就く片野坂副社長(写真右)と、会長に就任する伊東社長(写真左)

北米~アジアの流動を取り込む

 1月末に同社が発表した長期戦略では、10年後の2025年度には国際線の売上高を、2015年度比1.5倍に拡大し、成長の柱を国際線に据える構えだ。中でも成長の見込まれる北米~アジア間の流動を取り込み、国内線に代わる稼ぎ頭とする計画だ。

 片野坂副社長は「自分の会社で体力を付けて、青い飛行機で飛んで行けるようにしなければならない」と語り、加盟する航空連合「スターアライアンス」のパートナーとのコードシェア(共同運航)だけでなく、自社便を積極的に飛ばしていきたいと述べた。

 また他社と異なる独自性を出すうえでは、新規路線が重要と述べ、長期戦略では東欧、ロシアや中東、アフリカ、オセアニア、中南米について、今後就航を検討すると語った。これらの地域に路線を開設することで差別化を図る狙いだ。

 同社はこれまで、国内線と国際線をつなげる羽田空港と、アジア~北米間の国際線の乗り継ぎ需要を取り込む成田空港を2大拠点と位置づける「デュアルハブ戦略」を進めてきた。片野坂副社長は「成田も羽田も大事にしていく」と両空港の住み分けを続ける方針を示し、当面は両空港とも重視する。

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「トップ交代で攻める世界の空」の著者

吉川 忠行

吉川 忠行(よしかわ・ただゆき)

Aviation Wire編集長

ライブドアで同業初の独自取材部門「ニュースセンター」立ち上げに参画。ライブドア事件も内側から報じる。退職後はAFP通信社等で取材を続け、2012年2月Aviation Wire創刊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授